「3Dふくしま」プロジェクションマッピングで環境研究を「触れる化」したい!国環研初クラウドファンディング挑戦のお知らせ
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、福島県政記者クラブ、郡山記者クラブ同時配付)
記者レク(オンライン)実施のご案内
日時 : 2022年4月15日(金)14:00-14:30 開催形態: Zoom meetingによるオンライン 説明者 : 国立環境研究所 福島地域協働研究拠点 室長 五味馨 参加方法: 参加ご希望の方は下記問い合わせ先まで当日13時30分までにご連絡ください。 問い合わせ先: 国立環境研究所 連携推進部 研究・連携支援室 担当:山口晴代 電話:029-850-2483 メール:yamaguchi.haruyo@nies.go.jp |
国立研究開発法人国立環境研究所(以下、国環研)は、2022年4月15日より株式会社講談社が運営するクラウドファンディング・プラットフォーム「ブルーバックス・アウトリーチ」にて、国環研初のクラウドファンディングによる寄附を募集します。国環研の研究・開発活動の成果普及に対して、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
プロジェクト概要
国立環境研究所は、東日本大震災・東京電力福島第一原子力発電所事故の発生直後から、いろいろな分野で復興・災害対策を支援する研究をしてきました。災害で発生した廃棄物の管理や、住民の方々が避難した地域での生物や環境の調査などの他、環境にもよい復興のビジョンを探るため、福島の環境データ、社会経済データを集めて解析し、地域の特徴にあった事業立案を支援する研究もおこなってきました。
こうして得られた研究成果は、学術論文や学会だけではなく、地域の方々に向けても発表してきました。しかし、「難しい」「よくわからない」「きっといいことをしているのだろうけど、もっと分かりやすく発信して欲しい」といった反応をいただくことも多く、そこで思いついたのが研究成果を立体的に表現することです。それもパソコンの画面の中での「見える化」だけではなく現実の物体として「触れる化」ができないかと考えました。
最初は全く手探りで始めましたが、半年ほどの試作を経て真っ白な立体地図にプロジェクタで2mの高さから下向きに地図映像を投影する3次元地図プロジェクションマッピングのシステムができました。これを「3Dふくしま※1」(図1)と名付けて、研究成果を地図に落とし込み、3次元マッピングで紹介してみると、多くの方から「わかりやすい」「おもしろい」と言っていただけるようになりました。
しかし、3次元マッピングのコンテンツをつくる作業はとても大変で、今もまだ実装できていない研究成果がたくさんあります。例えば、
・気候変動/地球温暖化による健康や産業への影響
・自然災害と地形の関係(大雨、水害、大雪、暑熱など)
・避難指示の解除された地域での社会経済活動の復興・再開状況
などです。
今回、皆さまからクラウドファンディングを通してご支援いただいて、こうした情報を3Dマッピングに展開してアニメーション・ナレーション解説つきのコンテンツを作成し、「3Dふくしま」を通じて福島の環境や復興状況をたくさんの人に楽しく知ってもらいたいと考えています。
クラウドファンディングプロジェクトの概要
「3Dふくしま」プロジェクションマッピングで環境研究を「触れる化」したい!
・実施研究者:国立環境研究所 福島地域協働研究拠点 室長 五味馨
・目標金額:100万円
・形式:All or Nothing形式(目標金額に達成した場合にのみ支援が成立する)、寄附金控除型
・募集期間:2022年4月15日(金)10時〜6月14日(火)10時
・プロジェクトURL:https://outreach.bluebacks.jp/project/home/25
本プロジェクトにご支援いただいた場合、国環研からお返し(リターン)と寄附金受領書をお送りいたします。リターンとしては、寄附金額に応じてWEBサイトへのお名前の掲載、3Dふくしまグッズ、懐中電灯と虫眼鏡のレンズを使ったプロジェクタと立体地図でミニ3Dふくしまをご家庭で手作りできるキット、キット組立のワークショップ、研究者による特別講演への参加などを予定しています。なお、国環研は「特定公益増進法人」にあたるため、税法上の優遇措置を受けることができます。
問い合わせ先
国立研究開発法人国立環境研究所 連携推進部 企画連携主幹 山口晴代
TEL 029-850-2483
メール yamaguchi.haruyo(末尾に@nies.go.jpをつけてください)
【プロジェクトについて】
国立研究開発法人国立環境研究所 福島地域協働研究拠点 室長 五味馨
メール gomi.kei(末尾に@nies.go.jpをつけてください)