オンラインイベント「観測とシミュレーションで読み解く『温室効果ガス収支』-”最良の科学”に向けて-」開催のご案内【終了しました】
下記の通り、オンラインイベントを開催しますので、ご案内申し上げます。多くの皆様のご参加をお待ちしております。
なお、詳しいプログラムおよび各講演の要旨等につきましては、イベントのウェブサイトをご参照ください。https://www.cger.nies.go.jp/gcp/
趣旨
地球温暖化を防止するための国際枠組み「パリ協定」では、産業革命以降の温度上昇幅を2℃以内に抑え、さらに1.5℃以内に抑える最大限の努力をするという目標を掲げています。それを実現するために、世界各国で排出量の削減目標(NDC)を設定して対策に取り組んでいますが、国や地域ごとの温室効果ガスの収支を正確に集計することは難しく、科学的・客観的な評価が求められています。特に日本を含むアジア地域では、観測データとモデルを使って速やかに評価を行う体制の構築が遅れていました。
本ウェビナーでは、世界の温室効果ガス(主にCO2、CH4、N2O)の排出量と吸収量を包括的に分析して、報告書としてとりまとめている日本のプロジェクトの取組を紹介します。はじめに3人の講演者により、さまざまな観測データとモデルを組み合わせ、温室効果ガスの収支を高精度かつ速やかに把握するための最新の研究とその成果をわかりやすく解説します。続いてパネルディスカッションでは、今後必要性を増す世界の温室効果ガスの排出量監視に向けた取組や、パリ協定の長期目標の達成度を確認する国際的な取組(グローバルストックテイク)への貢献、などについて議論します。
参加者の対象
気候変動問題、温室効果ガスの現状と排出削減、地球環境の観測やモデリングなどに関心のある研究者、教育者、学生、技術者、行政担当者、メディア関係者、一般の方など。講演は日本語で、大学生への講義レベルを想定します。
開催概要
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日時:2023年2月22日(水)13:30-15:00
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開催形態:Zoomウェビナーによるオンライン開催
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参加費:無料
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参加申込:2月21日(火)までに、以下リンク先よりご登録ください。ご登録後、参加用のZoomリンクが届きます。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_RXhreJizTfuX2jQKIaj08g
※ウェビナー中の同時接続は最大500名までとなっております。ご了承下さい。 -
主催:国立研究開発法人国立環境研究所(NIES)、グローバル・カーボン・プロジェクト(GCP)、公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)
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協力:環境研究総合推進費SII-8
プログラム 13:00-15:30
開会挨拶:三枝信子(国立環境研究所 地球システム領域長)
講演1:「温室効果ガス収支の包括的な監視に向けて」
伊藤昭彦(国立環境研究所 地球システム領域 物質循環モデリング・解析研究室長)
講演2:「大気観測に基づく温室効果ガスの動態解明 ~都市大気からバックグランド大気まで~」
遠嶋康徳(国立環境研究所 地球システム領域 動態化学研究室長)
講演3:「大気シミュレーションを用いた温室効果ガス放出・吸収量の推定」
丹羽洋介(国立環境研究所 地球システム領域 物質循環モデリング・解析研究室 主任研究員)
パネルディスカッション
話題提供:「最良の科学によるパリ協定・グローバル・ストックテイクへの貢献とは?」
梅宮知佐(地球環境戦略研究機関 気候変動とエネルギー/生物多様性と森林 主任研究員)
モデレーター:白井知子(国立環境研究所 GCPつくば国際オフィス代表)
※詳しいプログラムおよび各講演の要旨等につきましては、イベントのウェブサイトをご参照ください。https://www.cger.nies.go.jp/gcp/
お問合せ先
国立研究開発法人国立環境研究所
地球システム領域 地球環境研究センター
GCPつくば国際オフィス
Email: gcp(末尾に@nies.go.jpをつけてください。)
https://www.cger.nies.go.jp/gcp/