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2014年4月24日

「放射性物質の挙動からみた適正な廃棄物処理処分
(技術資料:第四版)改訂版」が公開されました

 本技術資料は、今後の放射性物質に汚染された廃棄物の適正処理を行っていくうえで、留意すべき技術的事項を中心に、(独)国立環境研究所がこれまで実施してきた調査研究の成果等を取り纏め、情報提供を行うものです。2011年の12月に初版を公開して以降、その後の調査研究を通して得た新たなデータや知見を基に内容を第2版、第3版と更新、改訂してきました。

 本第4版では、熱処理過程における放射性セシウムの挙動に関する知見をさらに充実し、焼却施設等の長期管理において重要な放射性セシウムの炉内蓄積挙動に関するトピックも盛り込みました。また、処理処分過程におけるコンクリート技術の適用や、注目されている飛灰洗浄技術の開発研究の成果を新たに追加しました。その他、新たな知見や情報を踏まえて内容を更新しています。

 本技術資料が被災地の早期の環境回復の一助となり、国民の安全・安心の社会の確保に少しでも貢献できれば幸いです。

目次

1. 放射能汚染廃棄物の問題の概要
 1.1 放射性物質による廃棄物の汚染事象
 1.2 これまでの国等の動き
 1.3 放射性物質汚染対処特別措置法
 1.4 中間貯蔵施設の現状と課題

2. 放射能に関する基礎知識
 2.1 放射性物質と単位
 2.2 放射線健康障害について
 2.3 放射線の計測技術
 2.4 放射線の管理技術

3. 放射性物質(セシウム、ストロンチウム)の物性

4. 放射性セシウムの溶出特性
 4.1 はじめに
 4.2 試験方法
 4.3 試験結果
 4.4 考察

5. 放射性セシウムの土壌等への吸着特性
 5.1 はじめに
 5.2 各種土壌等の吸着能力の違い 
 5.3 通水条件下における吸着挙動 

6. 焼却処理過程における挙動と制御
 6.1 はじめに
 6.2 焼却処理の安全性に関する概説
 6.3 焼却処理における放射性セシウムの挙動
 6.4 焼却施設における炉内耐火物等への蓄積挙動調査

7.  コンクリートの除染の基礎と汚染廃棄物の最終処分へのセメント・コンクリート技術の活用
 7.1 放射能汚染とコンクリート技術の関連
 7.2 実コンクリートへの放射性Cs浸透解析と再利用への考え方
 7.3 セメント・コンクリートとの関連から考えた焼却飛灰の特性
 7.4  Csの不溶化と飛灰のセメント固型化
 7.5 鉄筋コンクリート製の最終処分場設計
 7.6 まとめ 

8. 焼却飛灰の水洗浄による放射性セシウムの除去
 8.1 飛灰洗浄技術のコンセプト
 8.2 飛灰洗浄技術の導入による汚染廃棄物に関する課題の解決
 8.3 飛灰洗浄技術の概要
 8.4 一般廃棄物焼却施設での飛灰洗浄ベンチ試験
 8.5 飛灰洗浄技術の開発状況

9. 埋立処分過程における挙動と制御
 9.1 モデル解析からみる挙動と埋立工法

10. 浸出水処理過程における挙動と制御
 10.1 浸出水処理施設における実態
 10.2 放射性セシウムの有効な除去方法の検討

11.  放射能等の測定モニタリング手法
 11.1 はじめに
 11.2 放射能濃度等測定方法ガイドライン
 11.3 廃棄物等の放射能調査・測定暫定マニュアルとその改訂

12.  放射性物質を含む焼却灰等の空間的・時間的特性
 12.1 はじめに
 12.2 基礎情報の収集整備
 12.3 一般廃棄物焼却施設における焼却灰等の放射性セシウム濃度の推移
 12.4 焼却灰等の放射性セシウム濃度の空間分布
 12.5 放射性セシウムで汚染された焼却灰等の施設・地域特性
 12.6 焼却ごみの放射性セシウム濃度の傾向
 12.7 焼却灰等への放射性セシウム濃縮傾向

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