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生物多様性研究プログラム(重点研究プログラム)
平成23~27年度
国立環境研究所研究プロジェクト報告 SR-116-2016
本報告書は、生物多様性条約第10回締約国会議で採択された「生物多様性戦略計画2011-2020及び愛知目標」の達成への貢献を目的として行われた研究プログラムの成果をまとめたものです。リモートセンシングや遺伝子解析などの手法を生かした生物多様性の評価方法の開発、侵略的な外来昆虫の防除技術の開発、将来の気候変動がサンゴ礁など脆弱な生態系に与える影響の予測、効果的な保護区の設計手法の開発などの成果をあげました。
2010年10月、名古屋で生物多様性条約の第10回締約国会議(COP10)が開かれました。その際に、「生物多様性戦略計画2011-2020及び愛知目標」が採択されました。そのなかでは、2050年までに自然と共生する社会を築くという長期目標を設定するとともに、10年間での達成を目指す具体的な20の目標が掲げられており、その達成には社会のさまざまな取組が必要となります。
2011年度にスタートした国立環境研究所の生物多様性研究プログラムは、研究の面から愛知目標の達成に貢献することを目指して進められました。生物多様性と生態系の現状を把握する手法の開発とデータの集積、具体的な脅威への対策手法の開発、多様な生物の効率的な保全手法の開発などの課題に取り組みました。
日本国内に生育する植物の近年の分布範囲や個体数の増減の情報にもとづいて絶滅の危険性を示すとともに、多種の生物をまんべんなく保全し絶滅の危険を抑制する保護区のデザイン手法を開発しました。また、生物多様性の現状を評価し、将来を予測するために不可欠な情報の整備を行いました。その成果のひとつとして、森林や草原をより詳細に分類した日本全国土地利用図の整備を行い、そのデータを公開しました。さらに、遠隔計測や遺伝子解析による情報収集の手法の開発を進めました。
緊急に対策が必要な課題については、侵略的外来生物アルゼンチンアリなどの防除手法を開発し、環境省および自治体と連携して外来昆虫の抑制事業を進めました。また、温暖化と海洋の酸性化により、将来、日本沿岸でサンゴ礁が成立可能な範囲がどのように変化するかを予測しました。また、鳥インフルエンザが野生鳥類に与える影響の評価も行いました。
本研究成果が、生物多様性を保全しつつ人々が自然の恵みを末永く享受する社会の構築に生かされることを期待します。
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2022年3月1日世界最大の花・ラフレシアの新産地とその生態の解明
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人口減少下における里山の生態系変化とその管理に関する研究
国立環境研究所「環境儀」第82号の刊行について(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
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国立環境研究所「環境儀」第81号の刊行について(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
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国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行について
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2020年9月7日人が帰るのを待つカエル達?
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-120年・248湖沼のデータから見えてきた絶滅リスク-(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
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国立環境研究所「環境儀」第75号の刊行について(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
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国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
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2019年9月20日世界平均気温を1.5℃にとどめるために我々が今やるべきこと
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(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
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(筑波研究学園都市記者会、福島県政記者クラブ同時配付) -
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国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行について(お知らせ)(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2018年3月20日気候の自然変動が大規模森林伐採による二酸化炭素の排出を相殺した現象を世界で初めて検出!
~東南アジアの生態系によるCO2排出量が2000年代に減少した原因を解明、地球温暖化現象の理解に向けて新たな足掛かり~(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ、文部科学記者会、科学記者会、神奈川県政記者クラブ、横須賀市政記者クラブ、青森県政記者会、むつ市政記者会、高知県政記者クラブ、沖縄県政記者クラブ、名護市駐在3社、気象庁記者クラブ同時配付) -
2018年3月2日第3回NIES国際フォーラム/3rd International Forum on Sustainable Future in Asia
の開催報告について(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配付) -
2018年1月25日第三回NIES国際フォーラム/3rd International Forum on Sustainable Future in Asia
の開催について
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(筑波研究学園都市記者会、環境記者会、環境省記者クラブ同時配付) -
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—水域と陸域の違いを考慮した農地景観多様度指数の開発(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、福島県政記者クラブ同時配付) -
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国立環境研究所研究プロジェクト報告の刊行について
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2017年1月10日第二回NIES国際フォーラム/2nd International Forum on Sustainable Future in Asiaの
開催について
(お知らせ)【終了しました】(環境省記者クラブ、筑波研究学園都市記者会同時配付) -
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~益虫の減少や害虫の大発生は現時点では見られず~
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、福島県政記者クラブ同時配付) - 2015年10月27日第12回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM12)の開催について(お知らせ)【終了しました】(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
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「ネオニコチノイド系農薬と生物多様性〜
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2017年2月28日多様な種が共存するのは偶然か必然か?特集 生態学モデルによる生態リスク評価・管理の高度化
【研究ノート】 - 2016年12月28日草原の過放牧コラム3
- 2016年12月28日自然共生、あるいは迷惑をかけながらの共存特集 生物多様性の保全から自然共生へ
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2016年12月28日日本の生物多様性を脅かす「4つの危機」特集 生物多様性の保全から自然共生へ
【環境問題基礎知識】 -
2016年12月28日無居住化集落から見る人と自然のかかわり特集 生物多様性の保全から自然共生へ
【調査研究日誌】 - 2016年6月30日自然共生社会の構築に向けて【生物・生態系環境研究センターの紹介】
- 2014年10月31日多様であること、調和していること特集 生物多様性を見守る -視野の広がりと歴史の厚み-
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2014年10月31日生物多様性のパターンを人間活動の歴史から読み解く特集 生物多様性を見守る -視野の広がりと歴史の厚み-
【研究ノート】 - 2014年10月31日ボルネオ先住民の森林と生物多様性【研究調査日誌】
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2014年6月30日サンゴ礁の過去・現在・未来
~環境変化との関わりから保全へ~環境儀 NO.53 - 2014年4月30日ハイパースペクトルカメラの利用について【シリーズ先導研究プログラムの紹介:「先端環境計測研究プログラム」から】
- 2012年6月29日新しい分光リモートセンシング技術の開発【シリーズ先導研究プログラムの紹介 : 「先端環境計測研究プログラム」 から】
- 2011年6月30日生物多様性の保全、その実践を支える研究へ【生物・生態系環境研究センターの紹介】
- 2011年6月30日環境の計測を通して環境問題の理解と解決を目指して【環境計測研究センターの紹介】
- 2009年10月15日研究最前線 第13回 リモートセンシングを利用した絶滅危惧種の分布マップ作り
関連研究報告書
- 2018年2月28日生物多様性と地域経済を考慮した亜熱帯島嶼環境保全策に関する研究国立環境研究所研究プロジェクト報告 SR-127-2017
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2016年12月19日東アジア広域環境研究プログラム(重点研究プログラム)
平成23~27年度国立環境研究所研究プロジェクト報告 SR-115-2016 - 2010年6月19日国立環境研究所 公開シンポジウム2010 4つの目で見守る生物多様性−長い目、宙(そら)の目、ミクロの目、心の目− 国立環境研究所研究報告 R-204-2010
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2009年12月25日湿地生態系の時空間的不均一性と生物多様性の保全に関する研究(特別研究)
平成18〜20年度国立環境研究所特別研究報告 SR-89-2009 -
2006年12月28日大陸規模広域大気汚染に関する国際共同研究(特別研究)
平成13〜17年度国立環境研究所特別研究報告 SR-65-2006 -
2006年12月28日生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクト(終了報告)
平成13〜17年度国立環境研究所特別研究報告 SR-72-2006 - 2004年3月31日ため池の評価と保全への取り組み国立環境研究所研究報告 R-183-2004
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2003年11月28日生物多様性の減少機構の解明と保全プロジェクト(中間報告)
平成13〜14年度国立環境研究所特別研究報告 SR-57-2003 - 2003年1月31日Global Taxonomy Initiative in Asia(アジアにおける世界分類学イニシアティブ) 国立環境研究所研究報告 R-175-2003
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1999年2月28日Advanced Remote Sensing Techniques for Monitoring Complex Ecosystems:Spectral Indices,Unmixing,and Classification of Wetlands
(複雑な生態系監視のための高度リモートセンシング手法−湿地のスペクトル指数、ミクセル分解、分類) 国立環境研究所研究報告 R-141-'99 -
1989年3月16日遠隔計測による環境動態の評価手法の開発に関する研究
昭和59〜62年度国立公害研究所特別研究報告 SR-1-'89