2014年10月6日
「環境と人々の健康との関わりを探る~環境疫学~」
国立環境研究所「環境儀」第54号の刊行について(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
平成26年10月6日(月)
独立行政法人国立環境研究所
編集委員会委員長:三枝 信子
〃 担当WGリーダー:小林 弥生
〃 事務局(環境情報部情報企画室)
室長:阿部 裕明
担当:宮下 七重
独立行政法人国立環境研究所
編集委員会委員長:三枝 信子
〃 担当WGリーダー:小林 弥生
〃 事務局(環境情報部情報企画室)
室長:阿部 裕明
担当:宮下 七重
国立環境研究所では、研究情報誌「環境儀」第54号として、「環境と人々の健康との関わりを探る~環境疫学~」を刊行します。
本号では、研究所が長年取り組んできた、大気汚染の健康影響に関する疫学研究と、近年取り組む、子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)について紹介します。また、「環境疫学」とはどんな研究分野なのか、疫学研究と環境行政との関わりなどについても、わかりやすく解説します。
本号では、研究所が長年取り組んできた、大気汚染の健康影響に関する疫学研究と、近年取り組む、子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)について紹介します。また、「環境疫学」とはどんな研究分野なのか、疫学研究と環境行政との関わりなどについても、わかりやすく解説します。
1 「環境と人々の健康との関わりを探る~環境疫学~」の概要
国立環境研究所では、環境と健康との関わりについて、実験研究と疫学研究という二つの異なる手法を用いた研究に取り組んできました。
本号では、研究所が取り組んできた「環境疫学研究」の中から2つの研究テーマを取り上げ、疫学研究が環境行政と深く関わり、健康悪化や病気の発生の予防や対策に役立っていることを、具体的な事例を紹介しながら解説しています。
(1) PM2.5などの大気汚染物質の健康影響に関する疫学研究
長年蓄積されてきた疫学研究の成果が、環境省のPM2.5環境基準設定においてどのように活用されたかなど、疫学研究と環境行政の関わりを紹介しています。
(2) 環境と子どもの健康との関連性を解明するための疫学調査
世界的に環境の変化に対する子どもの脆弱性への関心が高まっています。我が国でも、10万人規模でお母さんの妊娠期から赤ちゃんの出生後13歳まで追跡調査する大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」が2011年から開始され、研究所は調査全体の統括を担うことになりました。本号ではエコチル調査について、計画段階から実施までの経緯、調査体制などを紹介しています。
本号のテーマの研究担当者
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新田 裕史(にった ひろし)
国立環境研究所環境健康研究センター・センター長
2 「環境儀」について
「環境儀」は、研究所の研究成果や環境科学の基礎をわかりやすく伝える研究情報誌で、年4回発行しています。
3 閲覧・入手についての問い合わせ先
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「環境儀」は、国立環境研究所ホームページで閲覧することができます。
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冊子の入手については、下記へお問い合わせ下さい。
連絡先:国立環境研究所 環境情報部情報企画室 出版普及係
(TEL:029-850-2343、E-mail:pub@nies.go.jp)
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