2014年11月17日
第7回生態影響試験実習セミナーの開催について(お知らせ)【終了しました】
(筑波研究学園都市記者会配布)
平成26年11月17日(月) 独立行政法人 国立環境研究所 環境リスク研究センター センター長: 青木康展 室長: 鑪迫典久 |
国立環境研究所は、平成26年12月17日(水)~19日(金)の3日間に「第7回生態影響試験実習セミナー」を開催します。 国立環境研究所環境リスク研究センターでは、生態影響評価のための各種試験法について幅広い機関への普及・啓発を図るため、短期実習セミナーを平成23年度より定期的に開催しています。今回は、魚類を用いた生態影響試験に関する最新の動向の紹介や新しい試験法の解説・演習を行います。 皆様のご参加をお待ちしています。 |
1. 開催の趣旨
事業場等からの排水には時として多様な化学物質が含まれ、排水の放流先である水環境中の水生生物に対して様々な影響を与える可能性が懸念されています。そうした中で、生物応答を利用した生態影響試験による化学物質のリスク評価・管理手法が注目され、各国で導入・活用が進んでいます。しかし、信頼性の高い試験結果を得るためには、試験法の概念を理解し、適切な手法・精度で操作を行うことが必要です。
そこで、国立環境研究所環境リスク研究センターでは生態影響試験に関する標準機関(レファレンス・ラボラトリー)機能の整備をすすめ、生態影響試験の実施や導入を検討している機関を対象に、試験実施に不可欠な知識・技術等の普及を目的とした短期実習セミナーを平成23年度より過去6回にわたって開催してきました。
第7回の今回は、魚類を用いた試験を取り上げます。近年、魚類に関する試験法は新ガイドラインの制定や改訂などが相次いでいます。そうした最新の動向を紹介した上で、REACH(欧州化学品規制)などで採用されつつある魚類胚期急性毒性試験などの試験法について解説と演習を行います。
2. セミナーの概要
セミナーの主な内容は以下の通りです。
1) 生態影響試験に関する最新の動向の紹介
2) 魚類胚期急性毒性試験及び胚・仔魚期短期毒性試験の解説・演習
3) 生態影響試験に用いる設備・器具等の紹介
4) 生態影響試験に関する各種質問・相談の受付
2) 魚類胚期急性毒性試験及び胚・仔魚期短期毒性試験の解説・演習
3) 生態影響試験に用いる設備・器具等の紹介
4) 生態影響試験に関する各種質問・相談の受付
3. 開催の概要
名称: 第7回生態影響試験実習セミナー
日時: 平成26年12月17日(水)~19日(金)
12月17日(水):10:00~17:00
12月18日(木):09:30~17:00
12月19日(金):09:30~15:00
12月17日(水):10:00~17:00
12月18日(木):09:30~17:00
12月19日(金):09:30~15:00
場所: 独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究棟
〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
〒305-8506 茨城県つくば市小野川16-2
定員: 20名
参加費: 実費(5,000円)
(参加に係る宿泊費・交通費等は,別途自己負担にてお願い致します)
(参加に係る宿泊費・交通費等は,別途自己負担にてお願い致します)
申込: 【申込受付けは終了しました】
受付期間:平成26年11月17日(月)~28日 (金)。但し、申込みは先着順とし、定員20名に達し次第受付けを終了させて頂きます。 締切り後、事務局より電子メールにて参加証を送付致します(送付予定:平成26年11月28日(金))。
受付期間:平成26年11月17日(月)~28日 (金)。但し、申込みは先着順とし、定員20名に達し次第受付けを終了させて頂きます。 締切り後、事務局より電子メールにて参加証を送付致します(送付予定:平成26年11月28日(金))。
主催: 独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センター
問い合わせ先: 独立行政法人国立環境研究所環境リスク研究センター
環境リスク研究推進室 第7回生態影響試験実習セミナー事務局
担当:中村、鑪迫(たたらざこ)
電話・FAX:029-850-2851 E-mail:referencelab.risk@nies.go.jp
環境リスク研究推進室 第7回生態影響試験実習セミナー事務局
担当:中村、鑪迫(たたらざこ)
電話・FAX:029-850-2851 E-mail:referencelab.risk@nies.go.jp
4.プログラム(予定)
日時 | 内容 |
---|---|
1日目:12月17日(水) | |
9:30~10:00 | 受付 |
10:00~10:30 | 開会、セミナー開催の趣旨・概要の説明 |
10:30~11:30 | キーノート [講演] 化学物質管理の歴史・現状と今後のあり方 (講師:淑徳大学 北野大教授) |
11:30~12:00 | 生態影響試験の諸手法と最新の動向 [座学] 生態影響試験の国際的枠組み及び国内外での適用 |
12:00~13:30 | 昼食・自己紹介 |
13:30~15:00 | 試験の実施:①試験の概要と試験開始時の準備 [座学] 魚類胚期急性毒性試験及び胚・仔魚期短期毒性試験の概要 [座学] 試験開始時の準備に関する要点 [演習] 試験開始時の準備 |
15:00~16:15 | 施設見学 [見学] 生態影響試験に関する所内施設の見学 |
16:15~17:00 | 生態影響試験の国際的枠組みと最新の動向 [座学] 生態影響試験に関するOECDの最新動向 |
17:15~ | 懇親会 |
2日目:12月18日(木) | |
9:30~12:00 | 試験の実施:②被験卵の選別と曝露 [座学] 被験卵の選別と曝露の手順と要点 [演習] 被験卵の選別と曝露 |
12:00~13:30 | 昼食・ランチョンセミナー |
13:30~15:45 | 試験の実施:③ふ化期・稚魚期における観察・換水 [座学] ふ化期・稚魚期における観察・換水の手順と要点 [演習] ふ化期・稚魚期における観察・換水 |
15:45~16:45 | キーノート [講演] 諸外国における化学物質規制と生態影響試験の適用(仮) (講師:一般社団法人産業環境管理協会 戸笈修氏) [講演] 生態影響試験を用いた水環境の評価手法と実態(仮) (講師:徳島大学 山本裕史准教授) |
16:45~17:00 | 生態影響試験に関する質問・相談受付 (併設)生態影響試験用各種設備・器具等の紹介 |
3日目:12月19日(金) | |
9:30~11:00 | 試験の実施:④胚期における観察 [座学] 胚期における観察の手順と要点 [演習] 胚期における観察 |
11:00~12:00 | 試験の実施:⑤結果の評価と解釈 [座学] 評価・解釈手法の概要と理念 [演習] 試験結果の取りまとめ |
12:00~13:00 | 昼食 |
13:00~14:30 | 試験の実施:⑤結果の評価と解釈(続き) [座学] 統計解析の手順と要点 [演習] 試験結果の統計解析 |
14:30~15:00 | まとめ、閉会 |
※プログラムの内容は、予告なく変更になる場合があります。予めご了承下さい。
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