
第9回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM9)の開催について(お知らせ)【終了しました】
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ同時配付)
独立行政法人国立環境研究所
企画部長:德田 博保(029-850-2302)
国際室長:清水 英幸(029-850-2434)
国際室研究企画主幹:近藤 美則(029-850-2441)
担当:丸尾 武史(029-850-2308)
平成24年11月12日(月)~平成24年11月15日(木)に韓国の平昌において第9回日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM9)を開催します。日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM)は、日本、韓国、中国における環境研究の一層の推進のため、三カ国の中核的環境研究機関である、国立環境研究所(NIES、日本)、国立環境科学院(NIER、韓国)、中国環境科学研究院(CRAES、中国)が毎年開催しているものです。
TPM9のプログラムの一環で、11月13日(火)には「都市環境とエコシティ/気候変動の影響と適応」と題した国際ワークショップ(以下「WS」という)を開催します。なおWSは英語で行い、日本語への通訳はありません。
1.開催の趣旨
日韓中三カ国環境研究機関長会合(TPM)は、日本、韓国、中国における環境研究の一層の推進のため2004年に開始したもので、例年いずれかの国で開催しています。第9回となる本年は平昌(韓国)で開催します。
TPM本会議には、三カ国の中核的環境研究機関である、国立環境研究所(NIES、日本)、国立環境科学院(NIER、韓国)、中国環境科学研究院(CRAES、中国)の3研究機関長をはじめとした関係研究者等が出席し、三カ国による共同研究の可能性を含むアジア地域の環境研究の推進に関する議論を行います。また、11月13日(火)には「都市環境とエコシティ/気候変動の影響と適応」と題したWSを開催し、日韓中3機関それぞれの研究者、関係者等が一堂に会して講演・討議を行います。
2.TPM9開催概要
日程:平成24年11月12日(月)~15日(木)
(1) 11月12日(月) TPM9本会議
(2) 11月13日(火) 国際ワークショップ、TPM9共同声明署名式
(3) 11月14日(水) 江陵市 Gyeongpo湖エコシステム、漢江水環境研究所等視察
(4) 11月15日(木) 国立環境科学院(NIER)、首都圏埋立地管理公社等視察
主催:国立環境科学院(NIER、韓国)
共催:独立行政法人国立環境研究所 、中国環境科学研究院(CRAES、中国)
3.TPM9本会議
会場:アルペンシアホリデーインリゾート(韓国江原道平昌郡)
日時:平成24年11月12日(月) 9:00~17:00
参加者:NIES、NIER、CRAESの機関長及び研究者等
内容:研究開発活動についての情報交換、三カ国の協力関係を推進する方策等について議論を行い、共同声明を発表予定(翌日)
備考:会合本体は非公開です。
4.TPM9国際ワークショップ
会場:アルペンシアホリデーインリゾート(韓国江原道平昌郡)
日時:平成24年11月13日(火) 9:00~16:35(予定)
テーマ:都市環境とエコシティ(午前)、気候変動の影響と適応(午後)
備考:講演は英語で行い、日本語への通訳はありません。
プログラム(予定):
09:00~09:10 | 開会挨拶 (PARK Seok Soon、NIER) |
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【セッション1:都市環境とエコシティ】 | |
9:20~9:40 | 都市部での健全な水循環のための面源管理 (PARK Jun Dae、NIER) |
09:45~10:10 | 中国での都市化の環境チャレンジとエコシティ建設(ZHANG Linbo、CRAES) |
10:10~10:35 | 持続可能な廃水処置技術の開発 (珠坪 一晃、NIES) |
10:35~10:50 | 休憩 |
10:50~11:15 | 都市部のより良い空気質のための路上での自動車排出ガスの評価 (LEE Tae Woo、NIER) |
11:15~11:40 | グリーン・イノベーションと持続可能な成長のための都市環境政策シミュレー ション・システム (藤田 壮、NIES) |
11:40~13:00 | 昼食 |
【セッション2:気候変動の影響と適応(Ⅰ)】 | |
13:00~13:25 | 気候変動と空気質 (SONG Chang Keun、NIER) |
13:25~13:50 | CRAESでの気候変動の調査 (SHI Huading、CRAES) |
13:50~14:15 | 持続可能なアジア低炭素社会シナリオづくりとその社会実装に向けて (藤野 純一、NIES) |
14:15~14:40 | 韓国流域の気候変動の影響 (CHUNG Eu Gene、NIER) |
14:40~15:00 | 休憩 |
【セッション3:気候変動の影響と適応(Ⅱ)】 | |
15:00~15:25 | 中国の食糧安全保障への将来の気候変動の影響 (ZHOU Qiaofu、CRAES) |
15:25~15:50 | 気候変動の影響と適応に関する日本の研究プロジェクトの紹介 (高橋 潔、NIES) |
15:50~16:15 | NIERでの気候変動とエコシステムの影響研究 (SHU Sang Uk、NIER) |
16:15~16:35 | CRAESとNIES機関長による閉会挨拶 |
5.共同声明署名式
会場:アルペンシアホリデーインスイート(韓国江原道平昌郡)
日時:平成24年11月13日(火) 16:50~17:30
参加者:NIES、NIER、CRAES機関長及び研究者等
内容:TPM9本会議で合意した共同声明について、3研究機関で署名を行う
備考:署名式は非公開です。
【お問い合せ先】
独立行政法人国立環境研究所 企画部国際室(担当:丸尾)
電話:029-850-2308 FAX:029-851-2854
e-mail:international@nies.go.jp