
気候変動枠組条約第17回締約国会議及び京都議定書第7回締約国会合(COP17/CMP7)におけるサイドイベント開催・ブース展示について(お知らせ)【終了しました】
(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配付 )
独立行政法人国立環境研究所(029-850-内線番号)
社会環境システム研究センター フェロー
甲斐沼美紀子(2422)
審議役(企画部国際室長) 中根 英昭 (2225)
独立行政法人国立環境研究所は、マレーシア工科大学(UTM)との共催で、気候変動枠組条約第17回締約国会議・京都議定書第7回締約国会合(COP17 /CMP7)(2011年11月28日~12月9日、南アフリカ・ダーバン)において、「アジア低炭素社会:計画策定から社会実装へ」と題するサイドイベントを開催します。
本サイドイベントでは、温室効果ガス排出量を2050年までに世界半減させるためにアジア全体および日本・中国・インド等で求められる排出削減パスとその実現方法に関する研究成果およびマレーシア・イスカンダル開発地域を対象に行われているシナリオ研究とその社会実装への取り組みについて最新の研究成果を報告し、政策実施機関を交えた議論を行います。
また、COP会場内の展示ブース内では、アジア低炭素社会実現へ向けたシナリオ、気候予測・影響予測モデルによる地球温暖化リスクの評価、温室効果ガスモニタリング等、地球温暖化研究を中心とした国立環境研究所の幅広い環境研究の取り組み状況とその成果を紹介します。
1.サイドイベント「アジア低炭素社会:計画策定から社会実装へ」の概要
日時: 2011年12月2日(金)16:45-18:15
場所: COP17/CMP7会場(ダーバン国際会議場)Room 3
主催: 独立行政法人国立環境研究所(NIES)、マレーシア工科大学(UTM)
内容: これまでにアジア太平洋統合評価モデル(AIM)を用いて開発してきた低炭素社会実現に向けたシナリオとロードマップの構築手法に基づき、1)2050年までに温室効果ガス排出量を世界で半減するときのアジア全体および日本、インド、中国等で求められる排出削減パスについて、2)マレーシア・イスカンダル開発地域を対象に構築される低炭素社会シナリオとロードマップをどのように社会実装するかについて、最新の研究成果を報告します。また、行政実施機関を交えて、低炭素社会実現に向けた研究と政策の役割について議論を深めます。(プログラム別紙)
2.国立環境研究所ブース展示の概要
日時: 2011年11月28日(月)~12月3日(土)
場所: COP17/CMP7会場(ダーバン国際会議場)
内容: 国立環境研究所における、地球温暖化・気候変動研究を中心とした幅広い環境研究についての取り組み状況とその成果を世界に向けて発信します。
ブースでは、AIMを用いたアジア低炭素社会へ向けたシナリオや、気候予測・影響予測モデルを用いた地球温暖化リスクの評価、さらに、世界初の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)による最新の観測データを含む様々な温室効果ガス観測結果等の展示を予定しています。
(別紙)
【NIES/UTM共催】
アジア低炭素社会:計画策定から社会実装へ
2011年12月2日(金)16:45-18:15
COP17/CMP7会場(ダーバン国際会議場)Room 3
16:45-16:55 開会挨拶
中根英昭 国立環境研究所
Mohd Azraai Kassaim マレーシア工科大学
16:55-17:20 研究報告:何をしないといけないのか? 研究の役割*
甲斐沼美紀子 国立環境研究所
Ho Chin Siong マレーシア工科大学
17:20-17:45 コメント:どうすればできるのか? 政策実施機関の役割
松澤裕 環境省
未定 マレーシア 天然資源環境省
Mohamad Sa’elal マレーシア イスカンダル地域開発庁
唐澤雅幸 国際協力機構
17:45-18:15 パネルディスカッション:実現の鍵は何か?
Kejun Jiang 中国能源研究所
P.R.Shukla インド経営研究所
Mohamad Sa’elal マレーシア イスカンダル地域開発庁
西岡秀三 国立環境研究所/地球環境戦略研究機関
* 環境省 環境研究総合推進費戦略的研究プロジェクト S-6「アジア低炭素社会に向けた中長期的政策オプションの立案・予測・評価手法の開発とその普及に関する総合的研究」、および国際協力機構/科学技術振興機構地球規模課題対応国際科学技術協力(SATREPS)「アジア地域の低炭素社会シナリオの開発」の成果を発表します。