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2025年11月4日

受賞のお知らせ~
大西 悟 主任研究員らが環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会より優秀口頭発表賞を受賞

概要

受賞者氏名: 大西 悟 (福島地域協働研究拠点), 玉置 雅紀 (生物多様性領域), 石井 弓美子 (福島地域協働研究拠点), 大和田 興 (福島地域協働研究拠点), 辻 岳史 (福島地域協働研究拠点), 戸川 卓哉 (福島地域協働研究拠点), 五味 馨 (福島地域協働研究拠点)
賞の名称:  優秀口頭発表賞
授賞機関:  環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会
受賞年月日: 2025年10月8日
受賞対象:  地域資本フレームワークを用いた住民リーフレットの作成プロセス, 第14回環境放射能除染研究発表会, 2025

ひとこと

この度は、第14回環境放射能除染研究発表会において、優秀口頭発表賞を賜り、心より感謝申し上げます。
本発表は、福島県大熊町との地域協働の取り組みの一部です。住民、役場の皆様とリーフレット『紡ぐ 2025 ver.-大熊町をつなぐ地域の力 -』を作成し、地域の資源を共に見直すプロセスを提示しました。
大熊町は、福島第一原子力発電所および中間貯蔵施設が立地する町です。復興まちづくりが進む中で、暮らしと文化、そして新しい開発が共存しています。この研究は、「今」を地域の方々と共有し、未来を考えるきっかけづくりを目指しています。
このような地域協働の取り組みは、「地域脱炭素と復興まちづくりの両立」という、環境・社会・経済の再構築に向けた挑戦にもつながるものです。
普段、データや数式といった“科学知”を扱う私たちにとって、“現場知”との統合、そしてその成果を地域へ届ける活動が評価されたことは、大変意義深いことです。本受賞は、地域に寄り添う研究活動の大きな励みとなります。
この栄誉を受け、工学的知見の厳密さを保ちつつ、地域に役に立つ研究に励んでまいります。福島の復興、持続可能な社会の実現に貢献できるよう、一層尽力いたします。