2021年3月4日
受賞のお知らせ ~
山田 一夫 主任研究員が環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会から学術賞を受賞
概要
受賞者氏名: 山田 一夫(福島支部)
賞の名称: 学術賞
授賞機関: 環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会
受賞年月日: 2021年01月29日
受賞対象: 環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生に関する学術研究

ひとこと
福島支部では環境回復に向けた研究活動を実施していますが1)、特に放射性物資に汚染された種々の廃棄物や除去土壌の減容化、安定化、最終処分に関する様々な技術開発と基礎研究を行い、環境放射能除染学会に積極的に発表、投稿してきました。焼却飛灰の吸湿によるCs漏洩、熱処理による減容化機構、Cs濃縮飛灰の水洗とクロマト濃縮およびガラス安定化による6万分の1への減容化、ジオポリマーからのCs溶出挙動、実コンクリートのCs汚染解析と文科省英知事業PJへの展開、コンクリートへのCs-137とSr-90の浸透のイメージングプレート解析、福島県外の指定廃棄物処分場建設技術指針2,3)、処分施設コンクリートのアルカリ骨材反応によるひび割れ予測法、セメント水和物とCsの相互作用の分子動力学計算などです。これらの成果をもとに、環境放射能除染学会の県外最終処分に向けた研究会へも参加しています4)。受賞は、外部を含め、多くの方々の多大な協力によるものです。ここに感謝の意を表します。