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2020年2月14日

受賞のお知らせ ~
中田聡史主任研究員が(一財)茨城県科学技術振興財団つくばサイエンス・アカデミーからSATテクノロジー・ショーケース2020ベスト産業実用化賞を受賞しました。ポスター発表の様子の動画も掲載していますので、ぜひご覧ください!

概要

受賞者氏名: 中田 聡史(地域環境研究センター)
賞の名称:  SATテクノロジー・ショーケース2020ベスト産業実用化賞
授賞機関:  一般財団法人茨城県科学技術振興財団つくばサイエンス・アカデミー
受賞年月日: 2020年01月24日
受賞対象:  四胴ロボット船が収集したビッグデータを活用する海洋予測技術開発

ひとこと

受賞のご連絡をいただいた時は、周りの音が聞こえなくなるくらい大変驚きました。他のブースを見回すと、素晴らしい成果を魅力的にプレゼン発表されている強大なライバル達がいらっしゃったので、今も「まさか…」という気持ちです。あの高名な江崎玲於奈先生から、表彰状を手渡しされた時は、本当に感極まりました。
私たちが取り組んできた、四胴ロボット船(商標登録名「ロボセン」)が収集した海洋観測ビッグデータを活用した海洋予測技術開発を、評価していただいたのはとても嬉しく思うばかりです。私たちは、養殖施設が密集しているような現場計測が難しい沿岸海域において小回りの利くロボセンを開発し、石川県七尾湾のカキ養殖場を実験フィールドとして高密度かつ高頻度な環境データの自動計測を可能にする技術開発を進めています。そして、ロボセンが収集したビッグデータを使って、海洋シミュレーションの予測・再現精度をデータ同化という手法によって高める、という技術開発を進めています。
本イベントに参加させていただき、私たちの技術開発に興味をもたれた参加者さんと情報交換ができまして、次なる研究シーズに繋げられそうだなという感触を得ることができました。近い将来、本技術が海だけでなく湖沼や河川といった淡水域や汽水域分野へも波及していくと期待しています。このたびは身に余る栄誉な賞をいただきまして、本当に感謝しています。本受賞は、共同研究者のみならず多くの関係研究機関の方々の並々ならぬ努力の賜物だと実感しております。