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2012年6月7日

UNEP「5th Global Environment Outlook」(GEO-5)のリリースについて(お知らせ)

(筑波研究学園都市記者会配付)

平成24年6月7日(木)
独立行政法人国立環境研究所
社会環境システム研究センター
フェロー : 甲斐沼美紀子 (029-850-2422)
特別研究員 : 朝山由美子 (029-850-2502)

 2012年6月20 ~22日にブラジル・リオデジャネイロで開催される国連持続可能な開発会議(RIO+20)に先駆けて、国連環境計画(UNEP)は、世界の環境問題の状況、原因、環境政策の進展、および将来の展望等を分析・概説した「地球環境概況第5次報告書(5th Global Environment Outlook:GEO-5)」をリリースしました。

 国立環境研究所は1997年のGEO-1から今回のGEO-5まで、UNEPのパートナー機関としてアジア・太平洋地域の気候変動に関する執筆に携わるなど、世界各国の関係機関と協力しつつ報告書の作成に大きく貢献してきました。

1.概要

 UNEPは、世界の環境問題の状況、原因、環境政策の進展、および将来の展望等を分析・概説した、地球環境概況第1次報告書を1997年に出版して以来、2000年に第2次報告書、2002年に第3次報告書、2007年に第4次報告書を世界各国の研究機関の協力を得て取りまとめてきました。第5次報告書は、世界各国から600人以上の専門家の知見を結集し、地球環境問題を起こしている原因・現状、傾向を分析・評価し、その対応策を報告しています。

 第5次報告書は、3部構成でまとめられています。第1部では、第4次報告書以降の地球環境の現状と傾向を分野ごとに分析し、地球をシステムとしての視点から捉え、総合的に対応していくことの必要性、および、その課題を取りまとめています。第2部では、地域別に優先的に取り組むべき環境課題を取り上げ、現在実施されている政策オプションを分析し、先進事例の共通点や、パターン、成功要因を評価しています。第3部では、地球環境の将来像を提示し、現在とのギャップを明らかにしつつ、問題解決に向けた具体的な提言を示しています。

2.報告書入手先

「地球環境概況第5次報告書(5th Global Environment Outlook :GEO-5)」は、UNEPのウェブサイトよりダウンロードすることができます。

【添付資料】

関連研究者

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