「LNG産消会議2025」でGOSAT-GWによるメタン観測データ活用について発信しました
令和7年6月20日(金)に東京ビッグサイトにて開催された「LNG産消会議2025」(主催:経済産業省及び国際エネルギー機関)に、弊所の木本理事長が登壇し、これまで国立環境研究所が取り組んできたGOSATシリーズ衛星、民間航空機や貨物船によるメタンの観測研究を紹介し、今後は近日打ち上げ予定の温室効果ガス・水循環観測技術衛星GOSAT-GW*1のデータも活用して、天然ガスやLNG(液化天然ガス)のバリューチェーンにおけるメタン排出削減に科学的に貢献していく旨を述べました。
また、本会合では、経済産業省、JOGMEC(エネルギー・金属鉱物資源機構)、環境省及び国立環境研究所によりLNGバリューチェーンからのメタン削減に関する技術協力とデータの透明化に関する共同声明が発表されました。この共同声明に基づき、環境省及び国立環境研究所はGOSAT-GWのデータを国際メタンガス排出観測所(UNEP-IMEO)に提供していく予定です。

写真撮影:岡本祥子(国立環境研究所)
詳細は以下をご参照ください。
報道発表
環境省報道発表
2025年06月23日
LNG産消会議2025において、国連環境計画の国際メタンガス排出観測所等と、GOSAT-GWを活用することを合意しました
https://www.env.go.jp/press/press_00043.html(外部サイトに接続します)
経済産業省報道発表
2025年6月23日
LNG産消会議2025を開催しました
https://www.meti.go.jp/press/2025/06/20250623002/20250623002.html(外部サイトに接続します)
*1 GOSAT-GWは6月29日午前1時33分3秒(日本時間)に鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット50号機により打ち上げられました。
国立環境研究所報道発表
2025年7月1日
温室効果ガス・水循環観測技術衛星(GOSAT-GW、「いぶきGW」)の打上げとクリティカル運用期間の終了について
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2025/20250701/20250701.html