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2024年4月4日

受賞のお知らせ~
辻 岳史 主任研究員が日本社会関係学会より第2回日本社会関係学会賞・最優秀賞を受賞

概要

受賞者氏名: 辻 岳史(福島地域協働研究拠点)
賞の名称:  第2回日本社会関係学会賞・最優秀賞
授賞機関:  日本社会関係学会
受賞年月日: 2024年3月20日
受賞対象:  コミュニティ・ガバナンスと災害復興-東日本大震災・津波被災地域の復興誌-, 晃洋書房, 274, 2023

ひとこと

本賞の対象は辻岳史著『コミュニティ・ガバナンスと災害復興:東日本大震災・津波被災地域の復興誌』晃洋書房(2023年2月刊行)です。本書は東日本大震災において甚大な津波被害を受けた3つの地域(宮城県女川町・東松島市・名取市)における災害復興過程の事例比較分析をもとに、被災地域において構築されるコミュニティレベルのガバナンスが災害復興に果たす役割を論じたものです。本書は、政治過程としての災害復興を通時的に分析する概念としては、ソーシャル・キャピタル(社会関係資本)よりもガバナンスに利があると主張しています。日本社会関係学会はソーシャル・キャピタル研究に力を入れている学会であるため、受賞の連絡をうけたときは大変驚きました。選考にあたられた本学会賞選考委員会の皆様、そして被災後の大変な状況のなか、調査研究に快くご協力・ご助力いただいた女川町・東松島市・名取市のすべての皆様に、厚く御礼申し上げます。