国立環境研究所公開シンポジウム 2016
「守るべき未来と「環境」の今 ~地球・生物・循環・安全・社会の半歩先を語ろう~」開催報告
【行事報告】
国立環境研究所セミナー分科会
国立環境研究所では、毎年6月の環境月間に合わせて公開シンポジウムを開催しています。本年は、6月17日(金)ロームシアター京都(京都市)において、また6月24日(金)にはメルパルクホール(東京都港区)において、公開シンポジウム2016「守るべき未来と「環境」の今~地球・生物・循環・安全・社会の半歩先を語ろう~」を開催いたしました。京都会場では238名、東京会場では488名の方々にお越しいただきました。スタッフ一同、心より御礼申し上げます。まことにありがとうございました。
今回のシンポジウムでは、本年4月に第4期中長期計画の下に活動を開始したことを受け、これまで重要な環境問題に対し展開してきた研究プログラムを中心に研究成果の発表を行いました。特に、研究分野としては、地球温暖化、循環型社会、化学物質評価・管理イノベーション、東アジア広域環境、生物多様性、持続的社会、小児・次世代環境保健、災害環境研究などを取り上げ、環境問題の「今」や「未来」についてわかりやすく来場者の方々にご報告いたしました。
おかげさまで講演会、ポスターセッションとも活発で有意義な意見交換を行うことができました。皆様からいただいた貴重なご意見は、今後の研究活動に大いに役立ててまいりたいと思っております。
講演の部

当研究所の調査・研究の進捗状況や得られた成果を中心に、以下の6件の講演を行いました。
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講演1 地球をめぐる温室効果ガス—どこでどれだけ減らせるか?—地球環境研究センター 三枝 信子
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講演2 生物分布の変化を予測し保全に活かす生物・生態系環境研究センター 角谷 拓
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講演3 環境における安全とはなにか?環境リスク・健康研究センター 鈴木 規之
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講演4 東日本大震災後の災害環境研究で学んだこと、そしてこれから福島支部 大原 利眞
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講演5 実践!地域のリサイクルシステムを構築する資源循環・廃棄物研究センター 田崎 智宏
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講演6 社会の持続可能性と個人の幸福社会環境システム研究センター 松橋 啓介
ポスターセッション

講演の前後にポスターセッションの時間を設けました。当研究所が取り組んでいます環境研究の最新の成果19課題についてパネルで展示し、研究担当者がご参加の皆様にご説明しました。
○講演やポスターセッションの発表資料やビデオ映像については、当研究所のホームページにて公開しておりますので、是非ご活用ください。
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特設ページ