2016年8月31日
編集後記
本ニュースで取り上げられたパリ合意は、今後の気候変動に対する社会の姿勢を大きく変える試金石となる可能性があり、社会的にはそういった捉え方をされる趣もあることでしょう。少なくとも私の研究業界には大きな影響を与え、パリ合意に基づく研究テーマが増え、今後も増えることが予想されます。一方で、気候変動に関係する研究がまともに始まって、もう30年近く経ちますが、基本的な分析手法は長らく変わらず、半ば石器を必死で磨いてやりくりしているような印象すら持ちます。今やっていることが科学的に進んでいるのか、それは意味があるのか、確信をなかなか持てませんが、結果として世の中にとって良い方向で、意思決定も研究も進んでいることを願うばかりです。
(S.F)
目次
関連新着情報
表示する記事はありません
関連研究報告書
表示する記事はありません