2025年7月17日
受賞のお知らせ~
尾形 有香 主任研究員らが日本水環境学会から論文奨励賞 (廣瀬賞)を受賞
概要
受賞者氏名: 尾形 有香 (資源循環領域), 山村 茂樹 (地域環境保全領域), 中嶋 信美 (生物多様性領域), 山田 正人 (資源循環領域)
賞の名称: 論文奨励賞 (廣瀬賞)
授賞機関: 日本水環境学会
受賞年月日: 2025年6月24日
受賞対象: Development of a floating constructed wetland for landfill leachate treatment and its potential to remove recalcitrant organic matter, Water Research, 263, 122154, 2024

ひとこと
このたび、日本水環境学会より、論文奨励賞(廣瀬賞)を頂きました。本奨励賞は、水環境に関する研究が独創的であり、将来性のある研究に授与されるものです。お知らせを頂いた際は、驚くとともに、大変光栄に思いました。同時に、しっかりと研究を進め、社会に貢献できるよう努めていかなければと、身の引き締まる思いです。当該論文は、熱帯地域の途上国における持続可能な浸出水処理に向けて、既存の貯留池に導入可能な「浮遊型人工湿地」を開発し、浸出水処理の課題の1つである難分解性有機物質を対象に、除去性能とタイの最終処分場を想定した導入効果を評価したものです。本技術導入により、水位上昇の抑制および水質浄化の両方に寄与し、浸出水の越流による汚染リスクの低減に有効であることが示されました。本研究を進めるにあたり、共著の皆様をはじめ、多くの方々に支援頂いたこと、心より感謝申し上げます。