2025年1月6日
受賞のお知らせ~ 三成 映理子 研究員が環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会より最優秀口頭発表賞を受賞
概要
受賞者氏名: 三成 映理子(資源循環領域)
賞の名称: 最優秀口頭発表賞
授賞機関: 環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会
受賞年月日: 2024年10月23日
受賞対象: 複数の減容化技術シナリオにおける処分システムの安全性の検討, 第13回環境放射能除染学会発表会, 同要旨集, 26, 2024
ひとこと
本年9月に開催されました第13回環境放射能除染研究発表会において最優秀口頭発表賞を頂きました。環境再生事業により放射性物質に汚染された除去土壌や廃棄物等の県外最終処分に向けた様々な取組が行われている中で、本研究は中間貯蔵施設内の仮設灰処理施設で行われている溶融処理後の熱処理飛灰に着目し、複数の処分システムを構築し、安全評価を行ったものです。処分システムの具体化にあたっては、選択する減容技術、埋設施設の構造、固型化体の性質など、さらなる検討が必要ですが、安定化体からの溶出特性、間詰材や鉄筋コンクリートといった構造体などのCs収着性も考慮した柔軟かつ合理的なシステムを解析結果より示せたことが評価されたものと考えています。今後とも福島の環境再生と復興に貢献できるよう、一層研究に励みたいと思います。