2018年11月2日
受賞のお知らせ ~
倉持秀敏室長が環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会より優秀口頭発表賞を受賞
概要
受賞者氏名: 倉持 秀敏(資源循環・廃棄物研究センター)
賞の名称: 優秀口頭発表賞
授賞機関: 環境放射能とその除染・中間貯蔵および環境再生のための学会
受賞年月日: 2018年08月06日
受賞対象: 除染廃棄物等焼却飛灰に対する灰溶融の基礎的検討,第7回環境放射能除染研究発表会, 予稿集 , 38,2018

賞状を手にする倉持秀敏室長
ひとこと
中間貯蔵施設の減容化施設では、仮設焼却施設の焼却灰が溶融処理される予定になっています。焼却灰には、燃え殻とばいじん(飛灰)の二種類があり、特に、飛灰の元素組成は仮設焼却施設で焼却される廃棄物の種類に大きく影響を受けます。そこで、飛灰の多様な元素組成に対して、安定かつ安全に溶融処理するための戦略を検討する必要があります。我々は、飛灰の組成変動範囲を把握して、溶融処理の重要因子である塩基度(CaO/SiO2)と塩素含有量を指標として、最適な溶融組成を提示し、その組成が多様な飛灰の溶融処理に対して有用であることを示しました。本発表賞は、この研究成果が評価されたものと思っています。今後、中間貯蔵施設の溶融処理施設の稼働に向けて、引き続き安全かつ安定な運転に役立つような研究成果を発信していく所存です。
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組織紹介-資源循環・廃棄物研究センター