2018年10月2日
受賞のお知らせ ~
岡村和幸研究員が第45回日本毒性学会学術年会の優秀研究発表賞を受賞
概要
受賞者氏名: 岡村 和幸(環境リスク・健康研究センター)
賞の名称: 優秀研究発表賞
授賞機関: 第45回日本毒性学会学術年会
受賞年月日: 2018年07月20日
受賞対象: 妊娠期ヒ素曝露による孫世代肝腫瘍増加に関わるDNAメチル化で制御される遺伝子候補の肝細胞株における機能解析,第45回日本毒性学会学術年会, 同予稿集 , S226,2018

ひとこと
本発表では妊娠期のヒ素曝露によって孫世代で増加する肝腫瘍において、特異的に変化するDNAメチル化と遺伝子発現を見出し、さらに対象遺伝子が過剰発現した際に肝実質細胞において下流で変化する腫瘍形成に関連する遺伝子を明らかにしました。 化学物質曝露による多世代・継世代影響は、環境化学物質曝露による健康影響の新たな懸念材料となっていますが、現時点でどのようにして次の世代にその影響が伝わるのかは正確にはわかっていません。 今回の受賞を励みにより一層精進し、メカニズムに根差した研究を続けることで、人々の将来にわたる健康を守るために、環境の変化に伴って獲得した形質が遺伝するか否か、その真実に迫っていきたいと考えています。
リンク
-
組織紹介-環境リスク・健康研究センター