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2017年10月18日

受賞のお知らせ ~
石河 正寛 特別研究員が環境科学会最優秀発表賞(富士電機賞)を受賞

概要

受賞者氏名: 石河正寛 (社会環境システム研究センター)
賞の名称:  最優秀発表賞(富士電機賞)
授賞機関:  公益社団法人環境科学会
受賞年月日: 2017年9月14日
受賞対象:  統計データを用いた空き家の詳細地域分布の推計手法, 公益社団法人環境科学会2017年会, 講演要旨集, 63, 2017

石河 正寛 特別研究員(左端)

ひとこと

環境科学会2017年会のポスドクおよび博士課程のポスター発表の中から最優秀発表賞(富士電機賞)に選ばれました。持続可能な都市を形成する上で、地区や街区といった都市内の詳細な地域別に空き家状況等の課題を把握することが重要となっています。詳細な地域ごとの空き家の状況を把握するには、従来、住宅・土地統計調査の個票データを利用するか、独自に現地調査を行う方法が用いられてきました。しかし、従来の手法では、特定の地区や街区の状況しか把握することができず、都市内すべての街区等の状況を網羅的かつ継続的に把握するには高コストであるという課題がありました。そこで本研究は、住宅地図から抽出された建物ポイントデータと国勢調査の人口・世帯数データに基づいて、町丁・字等別や基本単位区別の空き家分布状況を網羅的かつ継続的に把握する手法を提案しました。本研究の手法を用いることで、潜在的な空き家(一時的な利用または管理はなされているものの日常的には使用されていない住宅)までを含めた空き家の分布状況をリーズナブルに把握することが可能になります。今後は本手法で推計した空き家データを用いて、現況で空き家が多い地区や街区の要因分析を行うとともに、将来的に空き家化が進むと懸念される地域への対策や手当てを議論する材料として活用していきたいと考えています。