2022年4月28日
編集後記
気がつけばかれこれ2年以上、新型コロナウイルス感染症に振り回される日々が続いています。グローバル化により自然と人間社会との調和が失われ、生態リスクが高まるなか、本号では、外来生物に対し水際では具体的にどのような対策がおこなわれているかを中心に紹介しました。海外との往来の制限、マスク常時着用、打ち合わせはオンライン、会食は無し、といったコロナ禍での新しい生活様式にもすっかりなじみつつあります。直接コミュニケーションが不十分という問題がある一方、旅費不要、移動時間ゼロで各地のセミナー等に参加しやすくなるなどのプラス面もあるようです。有朋自遠方在線的来、不亦楽乎(朋(とも)あり、遠方よりオンライン参加、また楽しからずや)、というわけですね。移り変わる状況下でも、他者やヒト以外の生き物、そして自然への想像力をなくさず、常に視野は広く持っていたいものです。
(M.A)
目次
- 生態リスクに対する水際での攻防
- 野生生物感染症の生態リスク研究
- 外来社会性昆虫の化学的防除
-
感染症による野生動物の大量死リスク
の評価に向けて - 外来種の影響評価
- 野生動物検疫施設の業務紹介
- カナリア諸島の旅
-
第7回NIES国際フォーラム開催報告
「持続可能なアジアと地球社会に向けて」 -
令和4年度の地方公共団体環境研究機関等と
国立環境研究所との共同研究課題について -
「第41回地方環境研究所と国立環境研究所との
協力に関する検討会」報告 - 「第37回全国環境研究所交流シンポジウム」開催報告
-
「3Dふくしま」プロジェクションマッピングで環境研究を「触れる化」したい!
国環研初クラウドファンディング挑戦のお知らせ - 新刊紹介
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