編集後記
筑波も久しぶりに銀世界となり、ここ数年の暖冬になれた身には、寒さが応えます。国公研ニュース第8巻も最終号となりました。この1年、世界は大きく揺れ動きましたが、国公研にとっても激動の年でした。巻頭言で紹介されたように、来年度は研究所の名前も変わり、新しい組織が動き始めます。広範囲な環境問題の解明、解決への期待に応えるべく、着実な研究が一日も早く軌道に乗るとともに、一人一人が充分力を発揮できる研究環境となることを強く願います。
本号で岩田研究員の訃報をお伝えすることになり大変残念です。いやでも車に乗らなければ生活できない現在、便利さは危険と隣合わせと痛感します。心からご冥福をお祈り致します。
目次
- 国立環境研究所としての新展開巻頭言
- 野外研究を大切に論評
- 地方公害研究所と国立公害研究所との協力に関する検討会(第9回)の報告所内開催又は当所主催のシンポジウム等の紹介
- 広域都市圏における交通公害防止計画策定のための環境総合評価手法に関する研究特別研究活動の紹介
- 環境水中に見いだされる新たな汚染物質経常研究の紹介
- 第5回全国公害研究所交流シンポジウム所内開催又は当所主催のシンポジウム等の紹介
- 環境汚染のリスクアセスメント − 健康リスク評価の問題点を中心として −環境リスクシリーズ(3)
- 故岩田敏研究員を偲んでその他の報告
- 快適な暮らしの代償としてのリスク環境リスクシリーズ(4)
- 都市大気汚染の解明へのアプローチ研究ノート
- INSTAC計画に参加して海外出張報告等
- 土の緩衝能−土の土としての機能−経常研究の紹介
- Duke大学での研究生活海外からの便り
- 土壌生態系への重金属の影響研究ノート
- 新刊・近刊紹介
- 主要人事異動