地方公害研究所と国立公害研究所との協力に関する検討会(第9回)の報告
所内開催又は当所主催のシンポジウム等の紹介
竹内 正
地方公害研究所と国立公害研究所との協力関係を緊密にし、発展させるための検討会が、去る2月7日,8日に国公研において開催された。地公研側からは、全国公害研協議会会長及び役員8名、国公研からは、所長、副所長、主任研究企画官、多数の部長が出席した。
会議では、不破国公研所長、高橋全公研会長、来賓の角野環境研究技術課長の挨拶に続いて、小泉副所長より国公研における環境研究の推進と組織の再編・拡充について報告があった。
さらに、今回の主題である「90年代における地公研と国公研の研究協力」について、(1)海外研究協力の現状及び問題点、(2)地球的規模の環境問題、(3)情報ネットワークの構築について、地公研及び国公研より報告があった。
(1)に関しては、今後共、情報の交換を密接にすること、(2)に関しては、共通する問題を主に、緊密な研究協力をすること、(3)に関しては、早急に整備することに向けて、活発な討議が行われた。
第9回を迎えた今回は、地公研との協力関係を一層緊密化させるに足る有意義な会議であった。
(たけうち ただし、研究企画官)
目次
- 国立環境研究所としての新展開巻頭言
- 野外研究を大切に論評
- 広域都市圏における交通公害防止計画策定のための環境総合評価手法に関する研究特別研究活動の紹介
- 環境水中に見いだされる新たな汚染物質経常研究の紹介
- 第5回全国公害研究所交流シンポジウム所内開催又は当所主催のシンポジウム等の紹介
- 環境汚染のリスクアセスメント − 健康リスク評価の問題点を中心として −環境リスクシリーズ(3)
- 故岩田敏研究員を偲んでその他の報告
- 快適な暮らしの代償としてのリスク環境リスクシリーズ(4)
- 都市大気汚染の解明へのアプローチ研究ノート
- INSTAC計画に参加して海外出張報告等
- 土の緩衝能−土の土としての機能−経常研究の紹介
- Duke大学での研究生活海外からの便り
- 土壌生態系への重金属の影響研究ノート
- 新刊・近刊紹介
- 主要人事異動
- 編集後記