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2013年12月28日

編集後記

 本号の特集はお楽しみいただけたでしょうか?7月に構成案を考え8月の委員会で承認し、9月で執筆打ち合わせ、10月が原稿〆切、11月に委員会でのコメントを受けて修正稿を作成し、12月発行、と半年がかりで準備しました。「今日のニュース」がその日のうちに準備されるのと比べるとずいぶん時間がかかっていますが、野外観察の研究成果が、試料を採取してから、分析データを出し、解析し、論文をまとめ、審査を受けて公表されるまでに年単位の時間がかかることを思えば、比較的急いで仕上げた気がしています。研究所では毎年12月に外部評価が実施されます。現在の社会への説明責任としての簡明な「今年の成果」の発表と、未来の科学への確かなバトンとしてじっくりと吟味した研究論文公表を両立するための頭の切り替えが求められると感じます。

(M.K.)

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