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2013年8月30日

国立環境研究所「夏の大公開」開催報告

【行事報告】

一般公開実行委員会事務局

 7月20日(土)、国立環境研究所は「夏の大公開」を開催しました。本イベントは、多くの方々に環境問題・環境についての研究に関心を持っていただくため、毎年開催しているものです。当日は天候にも恵まれ、昨年を上回る4,440名もの方々に足を運んでいただきました。

 今年の夏の大公開のメインテーマは「来て、見て、納得、あなたもエコ博士」と題し、環境問題や環境研究について子どもから大人まで多くの方にわかりやすく、さらに身近な課題として興味を持ってもらえるような内容としました。当日は地球温暖化、ゴミ・リサイクル、大気や水の汚染、化学物質による健康影響など、様々な分野の研究者たちが環境問題の「なぜ?」にお答えするとともに、来場者の皆様には、普段はご覧いただけない施設の公開、講演会の開催、展示、体験コーナーなどの多様な企画により、研究所の職員・研究者がどんなことをしているのか、環境問題の科学的、技術的な側面についてご理解いただけたかと思います。

 “地球温暖化問題”をテーマにした「ココが知りたい生パネル、どーなってるの地球温暖化!」では、パネルディスカッション方式で参加者と研究者が温暖化に関する数々の疑問について討論しました。また、環境資料の凍結保存を行っている液体窒素を活用した体験や、東京湾の生物の展示、低公害車の排気ガス測定実験室の公開、研究所構内の生物を発見する散策ツアーなど数多くの展示や催し物を実施しました。また、「国立環境研究所絵画コンテスト」の応募作品の展示や入選作品の表彰式をおこないました。(下記の記事を参照)

 開催に当たり環境配慮の観点から、公共交通機関での来所を今年もチラシやポスター、ホームページにおいて呼びかけました。具体的には、(1)TXつくば駅からの無料循環バスの運行(産業技術総合研究所との共同運行)(2)JRひたち野うしく駅からの無料シャトルバスの運行を昨年度に引き続き行いました。

 研究所としては、「夏の大公開」を、環境問題に関心を持っていただくとともに、研究成果をよりわかりやすく広くお伝えできる好機と考えております。今後とも、当研究所の研究成果を普及・還元することに努めてまいります。

写真:夏の大公開

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