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2013年8月30日

国立環境研究所公開シンポジウム2013
「国境のない地球環境~移動する大気・生物・水・資源~」開催報告

【行事報告】

国立環境研究所セミナー委員会

写真:会場の様子

国立環境研究所では、環境研究の最新の成果を皆様にお伝えする活動の一環として毎年6月の環境月間に合わせて公開シンポジウムを開催しています。本年は、6月14日(金)メルパルクホール(東京都港区)にて、また6月21日(金)にはシルクホール(京都市)において、公開シンポジウム2013「国境のない地球環境~移動する大気・生物・水・資源~」を開催いたしました。東京会場では644名、京都会場では234名の方々にそれぞれお越しいただきました。

 国立環境研究所は地球規模の環境問題を解決すべく、観測、モデル化、予測・評価など、対策に資する調査研究を進めてきました。今回の公開シンポジウムでは、地球規模の環境問題をとりあげ、最近の研究成果を報告いたしました。講演、ポスターセッションともにご来場いただいた皆様と活発で有意義な意見交換を行うことができましたことを心より御礼申し上げますとともに、皆様からいただいた貴重なご意見は、今後の研究活動に役立ててまいりたいと思っております。

講演の部

写真:講演の様子

当研究所の調査・研究の進捗状況や得られた成果を中心に、以下の5件の講演を行いました。

講演1
「人工衛星GOSAT『いぶき』から見た地球大気の二酸化炭素とメタンの変動とその要因の推定」
横田達也(地球環境研究センター)
講演2
「地球をめぐる大気中物質~風に乗って大気汚染や気候変動をもたらすもの~」
菅田誠治(地域環境研究センター)
講演3
「世界を渡るアリ~グローバリゼーションと外来種問題~」
五箇公一(生物・生態系環境研究センター)
講演4
「水でつながる日本と世界~私たちの暮らしと世界の水問題~」
花崎直太(社会環境システム研究センター)
講演5
「国際サプライチェーンを通じた環境負荷の発生と資源消費」
南齊規介(物質循環・廃棄物研究センター)

ポスターセッション

写真:ポスターセッションの様子

 講演の前後にポスターセッションの時間を設けました。当研究所の東日本大震災後、精力的に進めている災害環境研究や活動を始め、その他の環境研究の最新の成果を19枚のパネルで展示し、研究担当者がご参加の皆様にご説明しました。また講演後のポスターセッションでは、講演者が発表内容の一部を展示したパネルの前に立ち、ご質問にお答えしました。

講演やポスターセッションの発表資料やビデオ映像については、当研究所のホームページにおいて公開していますので是非ご活用ください。

また、要旨集は国立環境研究所研究報告R-209-2013 として刊行しております。

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