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2012年8月31日

国立環境研究所 「夏の大公開」 開催報告

【行事報告】

一般公開実行委員会事務局

 7月21日(土)、国立環境研究所は「夏の大公開」を開催しました。本イベントは、多くの方々に環境問題や環境研究に関心を持っていただくため、毎年開催しているものです。子供から大人まで、多くの方々が環境問題について楽しく理解できるよう工夫を凝らし、参加スタッフ422名、公開施設12施設と、全所をあげて取り組みました。

 今年の夏の大公開のメインテーマは「楽しく学んでエコ力(りょく)アップ」と題し、環境問題や環境研究について一般の方にも分かりやすく、さらに身近な課題として興味を持ってもらえるような内容としました。当日は地球温暖化、ゴミ・リサイクル、大気や水の汚染、化学物質による健康影響など、様々な分野の研究者たちが環境問題の「なぜ?」にお答えするとともに、来場者の皆様には、普段はご覧いただけない施設の公開、講演会の開催、展示、体験コーナーなどの多様な企画により、研究所の職員・研究者がどんなことをしているのか、環境問題の科学的な側面についてご理解いただくことを目指しました。

 特に“地球温暖化あなたの疑問に研究者が答えます”をテーマにした「ココが知りたい温暖化」講演会では、地球温暖化に関する数々の疑問について研究者が丁寧にお答えしました。また、実際に自分のDNAを見てもらう体験や、実験室の公開、水の汚れを分けてみようなど興味深い展示や催し物も数多く実施しました。また今年より新たな試みとして実施した「国立環境研究所 絵画コンテスト」の応募作品の展示や入選作品の表彰式をおこないました(詳しくは次の記事を参照)。

 今年度も開催に当たり環境配慮の観点から、チラシやポスター、ホームページにおいて、公共交通機関利用、徒歩及び自転車利用による来場を呼びかけました。具体的には、(1)TXつくば駅からの無料循環バスの運行(産業技術総合研究所との共同運行) (2)JRひたち野うしく駅からの無料シャトルバスの運行をおこないました。また広報については、プレスリリース、ホームページへの掲載、TX車内及び駅構内等公共機関におけるポスター掲示のほか、小中学校、つくばエクスプレス・JR常磐線沿線各自治体へのチラシの配付等をおこないました。その結果、天候にも恵まれ、昨年度を上回る4,260名もの方々に足を運んでいただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。

 研究所としては「夏の大公開」にご来場いただいた多くの方々に環境問題について関心を持っていただくとともに、当研究所の活動についてもご理解いただけるよう、研究成果をより解りやすくお伝えしていく努力を続けてまいります。

ようこそ国立環境研究所へ
「ココが知りたい温暖化」講演会
自分のDNAをみてみよう!

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