
「#適応しよう」キャンペーン第一弾開始のお知らせ
—地球沸騰化時代の生き方改革。
快適に暮らすための15の適応アクション—
(筑波研究学園都市記者会、環境省記者クラブ、環境記者会同時配布)

1. キャンペーンの概要と賛同パートナーの募集について
「地球沸騰化」と言われ、猛暑や豪雨が当たり前になる時代、私たちはどうすれば、こうした変化に備え、より快適に生活していけるのでしょうか?
そうした問いに答えるべく、国立環境研究所気候変動適応センターは、最新の科学的知見をもとに、「#適応しよう」キャンペーンをスタートします。
キャンペーンの中心的なメッセージとして、国民一人ひとりが選択できる行動の知恵「適応アクション」をまとめ、発信していきます。今回はその第一弾として、「ライフスタイル」「食」「住まい」「暮らし」「スポーツ・レジャー」「その他」の5つのカテゴリーからなる15の「適応アクション」をまとめています。
これらは、気候変動に適応した行動をより分かりやすく伝え、より多くの方に実践していただけるように、数多くある適応行動から整理したものです。なお、第一弾では特に「若年層およびアーリーアダプター層1」を主なターゲットとして想定しています。
また、「適応アクション」の「賛同パートナー」の募集も同時に開始します。15の「適応アクション」に関連するサービス、媒体、プロダクトをお持ちで、情報発信や普及啓発等のPRにご協力いただける自治体・企業・団体・個人の皆さまは、ぜひ「賛同パートナー」として申請をご検討ください。
今後は、国民一人ひとりに「適応アクション」を実践していただくため、キャンペーンのウェブサイトやSNS等による情報発信を行い、第二弾では具体的な行動にフォーカスした「適応アイディア」を充実させていく予定です。

1 アーリーアダプター層:イノベーター理論における新しい製品やサービスをいち早く取り入れ、周囲にその魅力を積極的に伝えていく層。
2. 背景と目的
「適応」とは、現在および将来の気候変動による影響に備え、快適に暮らしていくための取組です。気候変動対策は、この「適応」と「緩和」、つまり気候変動の原因となる温室効果ガスの発生を抑える取組の二つに大別されます。
現在、世界的にはパリ協定に基づき「緩和」に関わる取組が活発に進められています。パリ協定の目標である1.5℃上昇を達成したとしても、地球温暖化は一定程度進行するため、今後その影響による被害の悪化が懸念されています。具体的には、農作物の不作、熱中症リスクの増加、ゲリラ豪雨の発生頻度や大雨の強度の増加、それに伴う洪水リスクの増加など、すでに私たちの生活にも表れている様々な影響がより深刻化すると予測されています。
そのような中でも影響を最小限に抑え、国民一人ひとりが快適な暮らしを実践することを目的として、「#適応しよう」キャンペーンを6月26日(木)よりスタートします。

3. 「賛同パートナー」の申請とPRツールについて
「#適応しよう」キャンペーンにご賛同頂ける自治体・企業・団体・個人の方(以下「賛同パートナー」という。)は、以下のページより申請いただくことで各種PRツールを無料で活用いただけます。なお、申請に当たり、利用規約をお読みいただき、同意をお願いいたします。
「#適応しよう」キャンペーンサイト:
https://adaptation-platform.nies.go.jp/everyone/campaign/
賛同パートナーの皆さまにおかれましては、今後、キャンペーン運営事務局等にて内容を確認の上、ホームページやSNS、各種媒体に企業・団体等の名称や取組について掲載させていただく場合がございます。その際には、事前にお知らせいたします。
※キャンペーン運営事務局等より、申請内容等について照会させていただく場合がございます。
※申請内容の掲載可否や検討状況についての個別回答はいたしかねます。
※PRツールに関しては、今後増える予定がございます。賛同パートナーの皆さまには、追加ツールをメールにてご案内いたします。
4. 今後の展望
本キャンペーンでは、各種季節のイベントなどに合わせ、賛同パートナーとのコラボレーション企画等、さらなる取組の展開を予定しております。その都度プレスリリースを予定している他、賛同パートナーの皆さまにもメールにて適宜ご連絡させていただきます。
5. 発表者
本報道発表の発表者は以下のとおりです。
国立環境研究所
気候変動適応センター
センター長 肱岡靖明
副センター長 上田健二
主査 友岡郁路
研究調整主任 杉野伊吹
高度技能専門員 根本緑
高度技能専門員 吉田真梨子
6. 問合せ先
【発表に関する問合せ】
キャンペーンの目的や背景に関する問い合わせ
国立研究開発法人国立環境研究所 気候変動適応センター
気候変動適応推進室 主査 友岡郁路
project-adpt(末尾に”@nies.go.jp”をつけてください)
【報道に関する問合せ】
国立研究開発法人国立環境研究所 企画部広報室
kouhou0(末尾に”@nies.go.jp”をつけてください)