所外実験施設
当研究所本構(つくば市)以外に、7つの所外実験施設を設置し、観測等を行っています。
水環境保全再生研究ステーション

<所在地>
茨城県稲敷郡美浦村大山
電話:(臨湖)029-886-0938
(バイオ・エコ施設)029-886-0361
霞ヶ浦の湖畔にある水環境保全再生研究ステーションは、陸水域の富栄養化気候の解明とその防止対策を研究するためのフィールド実験施設(敷地面積7ha)です。
霞ヶ浦、流入河川、地下水等に関する野外調査基地として、富栄養化に及ぼす汚濁、汚染物質の影響、汚濁された湖水の水質回復に関する研究等を行うほか、各種処理法による湖水浄化プロセス等の実験的研究施設としても利用されています。2002年にはバイオ・エコエンジニアリング研究施設を敷地内に設置し、新たな研究を開始しています。
生態系研究フィールドII
別団地実験ほ場は本構の西約3kmの場所にあり、樹木の光合成を測定し、植生の回復速度を計るなど、様々な自然環境の長期観測を行っています。
また、衛星データの校正を目的とした植生の反射スペクトルの計測実験も行っています。
地球環境モニタリングステーション −波照間− −落石岬−
温室効果ガス等を観測するため、人間活動による直接の影響が少ない場所として、わが国の南端・沖縄県八重山諸島波照間島と北東端・北海道根室半島落石岬に観測局を設置しています。
波照間局および落石岬局では、CO2、CH4、N2O等の温室効果ガスやO3、NOX、浮遊粒子状物質、ラドン、気象因子を自動観測しており、観測データや運転状況等は国立環境研究所に自動送信されています。また、ハロカーボン類の自動計測も開始しています。
地球環境モニタリングステーション
−波照間−
地球環境モニタリングステーション
−落石岬−
奥日光フィールド研究ステーション
<所在地>
栃木県日光市大字日光字奥日光
電話:0288-55-0082(管理棟)
0288-55-0769(観測所)
人為影響が小さい自然の森林生態系を有する奥日光地域において、大気質・水質等の測定や、伐採された森林における植生回復の観察を行うために設置されました。
当施設では、気象・大気質・水質等の長期継続測定データを通信回線で国立環境研究所まで送信するとともに、雨水・河川等については、自動サンプリングシステムにより、採水・保存する無人化対策の措置を講じています。これらのサンプルデータは、定期的に本構に持ち帰り分析しています。
陸別成層圏総合観測室
北海道足寄郡陸別町の町立「りくべつ宇宙地球科学館(銀河の森天文台)」の一室を名古屋大学太陽地球環境研究所と共同で借り受け、ミリ波放射計によるオゾン鉛直分布の観測、ブリューワー分光計などによる有害紫外線の観測、レーザーレーダーによる成層圏の気温鉛直分布の観測を行っています。また、名古屋大学のフーリエ変換赤外分光計(FTIR)、可視分光計等と合わせて成層圏総合観測を行っています。
苫小牧フラックスリサーチサイト/天塩CC-LaGサイト
森林生態系による二酸化炭素の吸収能力を観測・評価する手法の確立に向け、北海道苫小牧市に所在する国有林、及び天塩郡幌延町に所在する北海道大学天塩研究林で、森林生態系の炭素循環機能に係る総合的な観測研究を行っています。
苫小牧サイト(左)は林野庁北海道森林管理局、天塩サイト(右)は北海道大学・北海道電力(株)の協力のもとに運営し、大学や国立研究機関、地方公共団体などの連携・協力の下に進めています。
2004年9月、他移動を襲った台風により苫小牧のサイトが壊滅的な損傷を受けました。周辺の森林も同様で継続観測が困難なことから、後続のサイトを検討しています。
