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2006年2月8日

環境の研究

私たちと話しませんか

 国立環境研究所で行われてきた様々な研究内容を皆様に紹介してきました。少し難しいものも、あまり身近ではない分野のものもあったかもしれません。でも、研究所ではいろいろやっているなあ、ということがわかっていたければ、研究の意義の一端をお伝えできたということになります。
 たとえば生物の多様性に関する研究というと、絶滅しかかっている動植物を守る研究や貴重な環境が残っている場所を保護するだけかと思うかもしれませんが、外国から侵入してくる生き物や遺伝子を組み換えた生き物が環境に影響を及ぼすのかどうかについても考えなければなりません。
 また、地球温暖化によって将来、最悪の場合平均5℃以上も気温があがる可能性があるという話は、今後の国際社会が進む方針にも左右されるし、地域によって平均よりもっと温度が上がるところもあります。そういう状況で、私たちが今後どうすれば良いのかを判断するには情報が不足しており、それを明らかにしていく研究が必要なのです。
 われわれが先祖から引き継いてきた地球の環境には、現代科学の力でもわからないことがたくさんあります。昔の人はそのような、未知の力を持つけれども私たちの生活を支えてくれる地球の環境を畏敬(いけい)の対象とし、ときに信仰の対象として大事にしてきました。
 しかし現代の科学技術は、その環境を変えてしまうほどの力を持ったことも事実です。自然環境が畏敬の対象であることは今でもまったく変わりがありませんが、私たちは環境を使わせていただく以上、それについてもっと知ろうとしなくてはなりませんし、科学の目がそれをサポートしてくれるはずです。
 環境研究を進めていくためには、皆さんの理解が必要です。私たちも、どうしてこの研究が必要なのか、何をお伝えしたいのか、よく考えたうえで研究を進めていくことが大事だと考えています。
 その一環として、毎年、春と夏の土曜日に1回ずつ国立環境研究所つくばキャンパスの公開日を設けています。この日は、研究者とそれを支える職員が総出となり、研究の成果をわかりやすく伝えるイベント、体験プログラム、講演などを通じて、皆さんとお話することができます。
是非、私たちの研究所に来て、職員と環境の未来について意見交換してください。今年は4月22日(土)、7月22日(土)に研究所公開予定です。

施設公開ではエコカーの試乗もできます

【企画・広報室 研究企画官 広兼 克憲】

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