「絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝資源保全」
および「全国の調査員を募集して行う生物季節モニタリング」に係わる寄附金募集を開始しました
連携推進部 研究連携・支援室
国立環境研究所では、2021年11月から「絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝子資源保存」、「全国の調査員を募集して行う生物季節モニタリング」の2プロジェクトについて、寄附金募集を開始しました。
「絶滅の危機に瀕する野生生物の遺伝子資源保存」プロジェクトは、国内の絶滅危惧野生生物の皮膚などから培養した体細胞、生殖細胞(精子、卵子、受精卵など)および組織を長期保存用タンクの中で凍結(冷凍)保存することで、絶滅危惧種の遺伝的多様性を将来に残し、絶滅の危機に備えるものです。今回の寄附金募集によって、より多くの生物種の保存を目指しています。「全国の調査員を募集して行う生物季節モニタリング」プロジェクトは、2020年をもって気象庁による生物の季節現象の観測が大幅縮小されたことに伴い、2021年、新たに、国立環境研究所、気象庁、環境省が協力して始めたものです。全国各地で長期的にご観測頂ける市民の皆様と協力することで、長期観測モニタリングネットワークを構築し、長く広く市民に根差した生物季節モニタリングの体制構築を目指しています。今回の寄附金募集によって、多くの調査員に参加していただけるような体制作り(調査道具や旅費など)や自動観測技術の開発に役立てたいと考えています。
今回の募集特定寄附金の募集開始に伴い、寄附金サイトのリニューアルを行い※1、また、クレジットカード決済代行サービス「F-REGI寄付支払い」※2の導入も行いました。今後も国民のみなさまのご期待に添うべく、研究成果の発信に努力してまいりますので、何卒ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
※1 国立環境研究所寄附金サイト https://www.nies.go.jp/kenkyu/kifu.html
※2 株式会社F-REGI寄付支払い https://www.f-regi.com/kifu/