2020年5月1日
新刊紹介
環境儀No.76「社会対話「環境カフェ」-科学者と市民の相互理解と共感を目指す新たな手法」
国立環境研究所では、環境問題の解決に向けて、これまで行われてきた科学コミュニケーションとは異なる対話を重視した方法を考案し、「環境カフェ」として実践しています。本号では、国内各地や国立環境研究所での「環境カフェ」の開催、さらには学生らによる海外の大学などにおけるKankyo Café の取り組みについて紹介します。 ○http://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/76/02-03.html
国立環境研究所プロジェクト報告 第134号
「非侵襲MR測定を用いた化学物質のヒト発達障害への影響評価法の提案と
妥当性の検討に関する研究 平成27~29年度」
本報告書は、発達障害に関する化学物質のヒト脳への影響評価を目指して、MR装置を利用した非侵襲(生体を傷つけない)ヒト脳測定の開発、健康影響指標の探索を実施した研究について取りまとめたものです。
本研究により、ヒト脳内の各部位で代表的な3つの領域、すなわち神経細胞が多く存在する灰白質、情報連絡路としての役割を持つ軸索が多く存在する白質、脳脊髄液に分類して各体積を算出する技術、アミノ酸などのヒト脳内の代謝物濃度の定量技術が開発できました。
○http://www.nies.go.jp/kanko/tokubetu/setsumei/sr-134-2019b.html