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2017年10月31日

編集後記

 世界は周期的な変化に満ちている。地球の自転による昼夜の変化は1日周期。月の公転による月の満ち欠けは1ヶ月周期。地球の公転による季節の変化は1年周期。氷期・間氷期の変化は数万から10万年周期。いずれも私たちの暮らしと関わっている。もう少し時間がかかるところでは、銀河系は約2億年で1回転するそうだが、これはあまり人間の暮らしに影響しそうにない。

 自然の周期とは別に、人間が作った人工的な周期もある。1週間の周期とか、3年ごとの横浜トリエンナーレとか、4年に一度のオリンピック・パラリンピックとか。茨城県常陸太田市の金砂神社の大祭例は72年ごとで次回は2075年の予定だそうだ。

 国立環境研究所ニュースは2ヶ月ごとに発行される。ニュース編集委員になって、このサイクルのなかで暮らすようになってもう20年近い。ぐるぐる回る縄跳びの大縄に飛び込んで、何度か跳んでから飛び出すように、私もそろそろ飛び出すころだ。それでもきっと変わらずに縄は回り続ける。地球も月も銀河系も。

(T)

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