2017年10月31日
木漏れ日便り
10月から11月、しだいに秋が深まるころ、ほぼ日本全国でセイタカアワダチソウが黄色い花を咲かせます。明治のころ、観賞用に北アメリカから持ち込んだものが、第2次世界大戦後に急速に野に広がってしまいました。もともと日本の自然の一員ではなかったのですが、すっかり昆虫の秋の餌場として定着してしまった感があります。国立環境研究所の構内の一画で咲いているセイタカアワダチソウに、蜜や花粉をもとめてやってきた虫たちの写真を集めてみました。チョウの仲間(1,2)、カメムシの仲間(3)、甲虫(コウチュウ)の仲間(4)、ハチの仲間(5)、アブ・ハエの仲間(6)と多様な虫が見られます。
(竹中明夫)

1 モンシロチョウ

2 キタテハ


4 コアオハナムグリ

5 ヒメハラナガツチバチ

6 ツマグロキンバエ
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