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1993年3月31日

大都市圏における環境ストレスと健康に係わる環境保健モニタリング手法の開発に関する研究
昭和63年度〜平成3年度

国立環境研究所特別研究報告 SR-12-'93

表紙
SR-12-'93 [2.7MB]

 本書は,都市環境影響評価研究チームを中心に行われた上記特別研究の成果に関する最終報告書である。主たる内容は,(1)近年「都市型環境汚染」の傾向が強まる中,最も緊急性の高い道路交通由来の夜間騒音による睡眠影響及びディーゼル排ガス汚染による肺ガンリスクを監視するための「環境保健モニタリング手法」を具体化することを目的としたこと。(2)そのため,東京大都市圏を対象に,1985年現在の道路別交通量と人口分布のデータベースを統合し,沿道の夜間騒音レベル別及びディーゼル排ガス粒子濃度別の暴露人口数を推定する方法を検討したこと。また,(3)沿道住民での個人暴露量を調べる他,騒音の生理実験による影響の個人差の検討,及び既報の動物実験による肺ガンリスク(過剰肺ガン死亡数)を吟味し,暴露人口に乗じて年間リスクを算出する方法も検討したこと。(4)以上の諸検討の結果,暴露人口推定と調査・実験研究を統合する手法が上記影響・リスクをモニタリングする上で有用であることが示されたこと,等である。

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