編集後記
夏の大公開には子供たちがたくさんやってきます。本当のお目当てはカブトムシだったり,スタンプラリーであったり,ところどころでもらえる景品であったりするのですが,お母さんやお父さんに促されて私たちの説明をしぶしぶ聞いていると,そんなの知ってる,こないだ学校で習った,と聞き入っているご両親に逆に説明し始めます。早く次へいこうよと子供にせき立てられる家族を見送っていると,今度はご老人に声をかけられます。この現象について私はこう思うのだが...簡単には返答できない玄人はだしのつっこみで,いつのまにかああだこうだと話し込んでしまっています。そんなこんなで,わずか1日の間に世の中の環境力?は着実にレベルアップしてきていることを感じさせられます。この国環研ニュースは,世の中にある解説よりは少しレベルの高いことを知りたい,という欲求に答えられるメディアであれたらいいなと思います。
(M.Y.)
目次
- 国立環境研究所の存在【巻頭言】
- 森林による二酸化炭素吸収量の時間・空間変動の解明【シリーズ重点研究プログラム: 「地球温暖化研究プログラム」 から】
- 世界の水資源のコンピュータシミュレーション【研究ノート】
- 定点カメラによる森林フェノロジー観測【環境問題基礎知識】
- 霞ヶ浦の調査、ろ過と泥切りはタイヘンです【調査研究日誌】
- 国立環境研究所公開シンポジウム2010開催報告 国立環境研究所セミナー委員会国立環境研究所公開シンポジウム2010開催報告
- 国立環境研究所 「夏の大公開」 開催報告 一般公開実行委員会事務局【研究所行事紹介】
- 夏の大公開 「環境報告書を読む会」 の植栽見学ツアー報告
- 「平成21年度における独立行政法人国立環境研究所の役職員の報酬・給与等について」 の公表について (お知らせ)
- 新刊紹介
- 表彰
- 人事異動
- 国立環境研究所ニュース29巻3号