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2001年9月28日

十和田湖の生態系管理に向けて II

国立環境研究所研究報告 R-167-2001

表紙
R-167-2001 [36.0MB]

 本報告書は,1999年に出版した国立環境研究所研究報告第146号「十和田湖の生態系管理に向けて」の続編である。前号では,近年の十和田湖で起きた透明度の低下とヒメマス魚の不振の原因を解明し,最適な魚の資源管理手法を示した。本報告書では,十和田湖の栄養塩収支,動植物プランクトンの生産量,水生植物相,沿岸域の底生動物の分布とそれを決定する要因,ヨコエビの繁殖生態,深底部の生物相,食物連鎖を通じて起こる沖と沿岸域の連関等の研究を報告した。

 第146号と合わせた一連の研究により,湖沼生態系を適正に管理するために必要な「生態系を特徴づけるような固有で重要な生態系要素ならびにそれらの関係や相互作用」が明確にされた。今後の湖沼保全の実践に是非役立ててほしい。

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