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1998年11月30日

霞ヶ浦臨湖実験施設研究報告集−12−

国立環境研究所研究報告 R-138-'98

表紙
R-138-'98 [2.4MB]

 国立環境研究所における湖沼研究は霞ヶ浦臨湖実験施設を拠点として精力的に実施されている。本報告書は1997年度に臨湖実験施設に関連して行われた研究の成果をまとめたものである。

 本書は11件の研究報告からなり,DO,pH連続測定による海水域での生物活性の測定,内湾海水中溶存有機物の化学的分画,生物膜法による藻類由来凝集阻害物質の除去特性,藻類産生多糖質の窒素濃度への影響,藻類由来の毒性物質ミクロキスティンの現存量実態調査,湖沼底泥間隙水中の溶存有機物の動態,農耕地域での地下水中硝酸性窒素と流域土地利用との関係,河川と湖における農薬の濃度変化特性,魚(ハクレン)を用いたバイオマニピュレーション,湖水中の溶存有機物の分画,溶存有機物分画成分のトリハロメタン生成能測定法,といった多岐にわたるテーマに及んでいる。巻末には,臨湖実験施設の湖水取水塔で行われている水質モニタリングのデータが記載されている。

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