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気候変動影響評価手法の高度化に関する研究(令和 2年度)
Studies on Advancing the Methods for Climate Change Impacts Assessment

予算区分
AA 課題解決型
研究課題コード
1820AA002
開始/終了年度
2018~2020年
キーワード(日本語)
気候変動,モデル
キーワード(英語)
climate change,model

研究概要

複数分野を対象として、全球、アジア・太平洋、日本における気候変動影響評価手法の高度化を行い、最新の気候シナリオや社会経済シナリオを利用して気候変動影響評価を実施する。このとき、適応の有無による影響の違いも評価する。また、気候予測情報を効率的に収集整備し、バイアス補正を行った上で、全球及び国内の気候シナリオを提供できるシステムを構築する。具体的には、中長期目標期間中に、全球、アジア・太平洋諸国、日本全国、地方公共団体スケールを対象に、様々な分野(例えば水資源、陸域生態系、作物生産性、人の健康)の気候変動影響評価を実施する。このとき、気候変動及びその影響の観測・監視・検出に関する研究プロジェクトから提供されるモニタリングデータや影響のメカニズム等を参考にし、気温変化のみならず降水量変化、海面上昇、海洋酸性化などの様々な気候要因を考慮すると共に、社会経済の変化による影響も考慮した高度な影響評価に取り組む。これらを通じて、気候変動影響評価手法の高度化や優先地域等の特定などの適応策の検討に貢献すると共に、気候変動適応情報プラットフォーム及びアジア太平洋気候変動適応情報プラットフォームを活用して 、整備した気候シナリオや得られた影響評価結果を公表することにより、社会が気候変動リスクをよりよく把握することに貢献する。

研究の性格

  • 主たるもの:応用科学研究
  • 従たるもの:基礎科学研究

全体計画

平成30年度は共通の気候シナリオ策定を実施する。また、影響評価実施の優先順位を決定する。これらに加え、モデルの改良や評価・検証のためのデータの収集を行う。
令和元年度は前年度に策定した全球気候シナリオを利用し、気候変動影響評価を実施する。また、研究情報公開へ向けて準備を進める。これらに加え、モデルの改良や評価・検証を行う。
令和2年度は前々年度に策定した全球気候シナリオを利用し、気候変動影響評価を完成させる。また、気候変動適応情報プラットフォーム及びアジア太平洋気候変動情報プラットフォームに研究情報を搭載する。

今年度の研究概要

令和2年度は前々年度に策定した全球気候シナリオを利用し、アジア・太平洋、日本全国、地方公共団体スケールを対象に、様々な分野(例えば水資源、陸域生態系、作物生産性、人の健康)の気候変動影響評価を完成させる。また、気候変動適応情報プラットフォーム及びアジア太平洋気候変動情報プラットフォームへの影響評価結果の搭載を行う。これらに加え、モデルの改良や評価・検証を行う。

外部との連携

北海道大学、東北大学、福島大学、大阪大学、鳥取大学、鹿児島大学、農林水産省動物検疫所、農業・食品産業技術総合研究機構動物衛生研究部門

課題代表者

花崎 直太

  • 気候変動適応センター
    気候変動影響評価研究室
  • 室長(研究)
  • 博士(工学)
  • 土木工学
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担当者