2020年10月30日
新刊紹介
環境儀No.78「正しいごみ管理で都市を水害から守る-熱帯アジアの都市型水害の原因と解決策-」
気候変動の影響を受け、日本ではゲリラ豪雨が多発していますが、熱帯アジアの都市でも集中豪雨による浸水被害が頻発しています。これまで様々な治水対策を講じてきたにも関わらず、都市型水害がむしろ増加しているのは、降雨気象の激甚化だけでなく、都市化によって道路や土地が舗装され地下への水分浸透量が減ったことや、排水機能を果たせない排水・放水路の状態に問題があることがわかってきました。
本号では、10年に及ぶ調査研究でわかった熱帯アジアでの都市水害の発生状況や水路に存在するごみの影響を踏まえて、排水・放水路の維持管理やごみ収集などの日々の業務の適正化というソフト面の対策の有効性について解説します。また、ごみの適切な排出や自治体業務の適正化に関する啓発活動の実施状況など、水害から都市と人々を守るための取り組みについて紹介します。
○https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/78/02-03.html
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