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2020年8月28日

編集後記

 2016年度に始まった低炭素研究プログラム(5つの課題解決型プログラムのひとつ)も2020年度が最後の年になります。今号ではそのプログラム傘下の3つのプロジェクトの中から「マルチスケールGHG変動評価システム構築と緩和策評価に関する研究」を紹介して頂きました。精度の高い温室効果ガスの観測を続けることの難しさや、継続している中から当初は予想していなかった現象の発見など、地球観測モニタリングの違った一面を理解して頂けますとうれしく思います。今号では触れませんでしたが、こうした高精度モニタリングデータを利用した温室効果ガスの排出量・吸収量の逆推定も精力的に行われています。この5年間で継続・発展した取り組みは2021年度から始まる次期の中長期計画の中のプログラムにも反映されていきます。

(T.S.)