2020年2月26日
新刊紹介
国立環境研究所プロジェクト報告 第135号 「東南アジア熱帯林における高解像度3次元モニタリングによる生物多様性・機能的多様性の評価手法の開発 平成28~30年度」
本報告書は、垂直方向にも水平方向にも環境・生物の分布が不均一である熱帯林で、林床と林冠をつないだ観測を実現する観測方法の開発について取りまとめたものです。近年技術の発展が著しいドローンでの空撮や、環境中の水に含まれるDNAから種判別を行う環境DNA技術も取り入れています。本研究では、森林内の光環境に応じて植物の光合成活性などの機能が異なること、熱帯林の種多様性が林冠構造と関係があること、熱帯林内で採取した雨水等には主要な陸生哺乳類ばかりではなく樹上に分布する野生動物のDNAも含まれていることが明らかになりました。
○https://www.nies.go.jp/kanko/tokubetu/setsumei/sr-135-2019b.html
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