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2011年8月31日

国立環境研究所 「夏の大公開」 開催報告

【研究所行事紹介】

一般公開実行委員会事務局

 7月23日(土)、国立環境研究所は「夏の大公開」を開催しました。本イベントは、多くの方々に環境問題・環境についての研究に関心を持っていただくため、毎年開催しているものです。子供から大人まで、多くの方々が環境問題について楽しく理解できるよう工夫を凝らし、参加スタッフ399名、公開施設10施設と、全所をあげて取り組みました。

 開催に当たり環境配慮の観点から、今年もチラシやポスター、ホームページにおいて、来場者への公共交通機関利用を呼びかけました。具体的には、(1)TXつくば駅からの無料循環バスの運行(産業技術総合研究所との共同運行)(2)JRひたち野うしく駅からの無料シャトルバスの運行を昨年度に引き続き行いました。以上の取り組みに加え、TX車内及び駅構内におけるポスター掲示のほか、小中学校を通じたチラシの配布、ショッピングセンターにおけるチラシの配布活動、つくばエクスプレス・JR常磐線沿線各自治体への広報活動の強化、ラジオ出演等、これまで以上のPR活動に努めました。その結果、天候にも恵まれ、昨年度を上回る3,811名もの方々に足を運んでいただき、盛況のうちに幕を閉じることができました。

 さて、今年の夏の大公開のメインテーマは「しらべてみよう!地球のこと環境のこと」と題し、今話題の「エコ」を一般の方にも分かりやすく、さらに身近な課題として興味を持ってもらえるような内容といたしました。当日は地球温暖化、ゴミ・リサイクル、大気や水の汚染、化学物質による健康影響など、様々な分野の研究者たちが環境問題の「なぜ?」にお答えするとともに、今回は東日本大震災後の被災地における当研究所の復旧・復興貢献活動につきましても、ご報告させていただきました。来場者の皆様には、普段はご覧いただけない施設の公開、講演会の開催、展示、体験コーナーなどの多様な企画により、研究所の職員・研究者がどんなことをしているのか、環境問題の科学的な側面についてご理解いただけたかと思います。

 “地球温暖化あなたの疑問に研究者が答えます”をテーマにした「ココが知りたい温暖化」講演会では、温暖化に関する数々の疑問についてお話しいたしました。また、サメやタコのタッチプールでは実際に海の生き物に触る体験や、生物多様性についての生体展示、藻類の世界をのぞいてみようなど興味深い展示や催し物も数多く実施いたしました。また震災復旧・復興貢献活動については、パネル等を用いて研究者より直接来場者の皆様に、ご報告いたしました。

 研究所としては「夏の大公開」を多くの方々に環境問題に関心を持っていただく好機と考え、当研究所の活動についてもご理解いただけるよう、研究成果をより解りやすくお伝えしていく努力を続けて参ります。

今年もご来場ありがとうございます。
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