「国立環境研究所創立35周年記念式典」が開催されました
【研究所行事紹介】
桑田 信男
本研究所は公害問題が深刻化していた昭和49年3月に「環境庁国立公害研究所」として発足いたしました。その後,平成2年7月,全面的な改組を行い「国立環境研究所」と改称し,平成13年4月には,「独立行政法人国立環境研究所」として新たなスタートを切りました。そして本年で35周年を迎えました。これを記念して去る3月16日(月),本研究所内で記念行事を開催しました。
当日は,近藤次郎元所長を始め歴代所長・理事長等の職員OB及び小林正明環境省大臣官房審議官等,20名のご出席をいただきました。大山記念ホールでの記念式典では,初めに大塚理事長が式辞を述べ,その後ご来賓から祝辞を頂戴し,近藤元所長,小林審議官から,今後の国立環境研究所の研究活動・成果への期待が述べられました。式典に続いて,研究本館I玄関前に移動してご来賓の方々によるタイサンボクの記念植樹を行いました。記念植樹に続いて,大山記念ホールで,内藤正明元地域環境研究グループ統括研究官,植弘崇嗣環境研究基盤技術ラボラトリー長,大塚理事長による記念講演が行われ,研究所の設立から現在までの思い出等が披露されました。
記念式典での大塚理事長の挨拶
記念植樹
記念樹の前で記念撮影
心配された天候は,4月下旬並のすばらしい陽気に恵まれ,記念植樹など各行事をとどこおりなく行うことができました。
終わりに,今回の記念行事に際して,ご来賓の方々にはご多用のところ遠路にもかかわらず多数お運びいただき,また,種々励ましのお言葉を賜ったことを厚く御礼申し上げます。
(くわた のぶお,総務部総務課長)
目次
- 環境の研究 —自然・社会との対話—【巻頭言】
- データ空白域での温室効果ガス観測 −中核プロジェクト1 「温室効果ガスの長期的変動のメカニズムとその地域特性の解明」から−【シリーズ重点研究プログラム: 「地球温暖化研究プログラム」 から】
- 陽子移動反応−質量分析計を用いた大気中ホルムアルデヒド濃度の決定【研究ノート】
- 地球温暖化に伴う森林土壌有機炭素の変動を探る【研究ノート】
- 東京湾における調査研究 : 着想,準備から実施に至るまで【調査研究日誌】
- 「第24回全国環境研究所交流シンポジウム」報告【研究所行事紹介】
- 「第28回地方環境研究所と国立環境研究所との協力に関する検討会」報告【研究所行事紹介】
- 平成21年度の地方公共団体環境研究機関等と国立環境研究所との共同研究課題について
- 独立行政法人国立環境研究所公開シンポジウム2009 『今そこにあるリスク − 環境リスクの真実を語ろう −』
- 新刊紹介
- 表彰
- 人事異動
- 編集後記
- 国立環境研究所ニュース28巻1号