2009年12月10日
国立環境研究所(NIES)は2009年12月10日(木) 午後、コペンハーゲンで開催中のCOP15/CMP5会場において、地球環境戦略研究機関(IGES)、全国地球温暖化防止活動推進センター(JCCCA)との共催により、「Low-Carbon Asia -Visions and Actions-」と題し、研究成果の紹介と会場とのコミュニケーションを重視したパネルディスカッションによるサイドイベントを開催しました。
IGESの幸田シャーミン理事が進行役となり、NIESからは甲斐沼温暖化対策評価研究室長がアジアの持続可能な低炭素社会実現に向けた研究の概要を紹介しました。さらに、共同研究者であるインドのシュクラ教授、中国のジャン博士、NIESの藤野主任研究員から、それぞれの国・都市におけるロードマップの実現方策等が紹介されました。
IGESから低炭素社会国際研究ネットワーク、アジアにおけるCDM等市場メカニズムの状況等、JCCCAからは元環境大臣でCOP3議長も務められた大木代表から日本国内の取り組みについての紹介等がありました。 150名を超える世界各国からの参加者が広い会場を埋め尽くし、後半20分間の質疑・応答のセッションでは「低炭素ではなくゼロエミッションを目指した方が良いのではないか」、「アジアだけでなく世界と共同すべき」等、様々な観点からの質問・意見があり、議論が大いに盛り上がりました。 イベント終了後も多くの参加者から講演者に意見交換が求められ、新しいダイアログが生まれました。
国立環境研究所では議論に使われた資料を下記サイトにアップロードし、さらに議論を深めていく予定です。
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関連サイト
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本件についてのプレスリリース(12/3)
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COP15公式サイト(所外のサイトへリンク)