記者発表 2009年12月3日

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気候変動枠組条約第15回締約国会議及び京都議定書第5回締約国会合(COP15/CMP5)
における サイドイベント「低炭素アジア −ビジョンと行動−」の開催について
(お知らせ)
(筑波研究学園都市記者会、 環境省記者クラブ同時配付 )

平成21年12月3日(木)
独立行政法人国立環境研究所(029-850-内線番号)
  地球環境研究センター長 笹野 泰弘(2444)
  地球温暖化対策評価研究室長 甲斐沼美紀子(2422)
  企画部広報・国際室長 村上 正治(2304)
  広報・国際室研究企画主幹 広兼 克憲(2535)


独立行政法人国立環境研究所は、財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)及び全国地球温暖化防止活動推進センター (JCCCA)との共催で、気候変動枠組条約第15回締約国会議・京都議定書第5回締約国会合(COP15 /CMP5)(2009年12月7日〜18日、デンマーク・コペンハーゲン)において、「低炭素アジア −ビジョンと行動−」と題するサイドイベントを開催します。研究所が開発してきた低炭素社会へのロードマップ検討手法を、アジアの国や都市に適用し、高い生活水準を保ちつつ大幅な温室効果ガス削減が可能なことを示せたことを踏まえ、中国(Jilin)、インド(Ahmedabad)、日本(滋賀及び京都)の都市についての研究成果を中心に、ロードマップ実現方策などについて議論します。後半は、関係者によるパネルディスカッションを行います。

また、COP会場内の展示ブース内にて、温室効果ガスモニタリング、グローバル気候モデルによる地球温暖化リスクの評価、低炭素社会構築に向けたビジョンと対策評価等を中心とした地球温暖化・気候変動研究の取り組み状況とその成果の紹介を行います。

1.サイドイベント「低炭素アジア ―ビジョンと行動―」の概要

日  時 2009年12月10日(木)14:45-16:15
場  所 公式サイドイベント会場(ベラセンター)内 Halfdan Rasmussen
主 催 独立行政法人国立環境研究所、財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、全国地球温暖化防止活動推進センター (JCCCA)
内 容 国立環境研究所で開発してきた低炭素社会へのロードマップを検討する手法を、日本、中国、インド、マレーシアなどの国や都市に、それぞれの地域の研究者との共同研究を通じて適用し、高い生活水準を保ちつつ大幅な温室効果ガス削減が可能であることを示すことができました。本サイドイベントでは、中国(Jilin)、インド(Ahmedabad)、日本(滋賀及び京都)の都市についての研究成果を中心に紹介し、ロードマップを実現するための方策などについて議論します。(プログラム 別紙

2.展示「国立環境研究所における戦略的温室効果ガスモニタリング・気候変動研究について」

日  時 2009年12月7日(月)〜18日(金)
場  所 COP15/CMP5会場(ベラセンター)内展示ブース
内 容 2009年1月、世界初となる温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)の打ち上げが成功しました。ブースでは最新の衛星観測データを含む様々な温室効果ガス観測結果をビジュアルに紹介するとともに、グローバル気候・影響・土地利用モデルを用いた地球温暖化リスクの評価、低炭素社会構築に向けたビジョンと対策評価等地球温暖化・気候変動研究の取り組み状況とその成果を世界に向けて発信します。

(別紙)

低炭素アジア
−ビジョンと行動−

2009年12月10日(木)14:45-16:15
公式サイドイベント会場((ベラセンター)内Halfdan Rasmussen

司会: 幸田 シャーミン  地球環境戦略研究機関理事・ジャーナリスト
14:45-14:50 開会挨拶・趣旨説明
浜中 裕徳    地球環境戦略研究機関理事長
14:50-15:15 中国、インド、日本等アジア諸国のシナリオ
甲斐沼 美紀子   国立環境研究所
藤野 純一   国立環境研究所
P. R. シュクラ   インド経営研究所
15:15-15:30 アジアの機会と挑戦
エリック・ザスマン  地球環境戦略研究機関気候政策プロジェクト研究員
小圷 一久 地球環境戦略研究機関市場メカニズムプロジェクト・サブマネージャー
大木  浩   全国地球温暖化防止活動推進センター代表
15:30-15:35 ストップ温暖化「一村一品」大作戦
長谷川 公一  東北大学大学院文学研究科教授
15:35-15:45 世界規模の低炭素社会研究ネットワーク(LCS-RNet)
西岡 秀三  地球環境戦略研究機関研究顧問
15:45-16:15 オープンディスカッション
モデレーター: 幸田 シャーミン  地球環境戦略研究機関理事・ジャーナリスト
 
添付資料: COP15/CMP5サイドイベント 英文プログラム〔PDF: 990KB〕