NHKスペシャルで震災後の干潟調査の結果が紹介されました

金谷弦主幹研究員（海域環境研究室）は，東日本大震災の３年後から，福島県のいわき市にある鮫川河口干潟の調査を続けていました。鮫川干潟は生物多様性がとても高い場所で，震災後に多くの希少な底生動物（ベントス）がみつかっていました。しかし、2015年以降に行われた防潮堤の復旧工事によって干潟の生息環境が大きく変わり、多様な生物相が失われてしまいました（金谷ら2019）． 2022年3月11日に放映されたNHKスペシャルの「被災の海　未来をどう築くか」において、防潮堤工事で失われた沿岸域の生物多様性に関する内容（鮫川干潟で工事の後に見られなくなった46種の干潟生物の写真）が紹介されました。