1994年3月16日
粒子状物質を主体とした大気汚染物質の生体影響評価に関する実験的研究
昭和63年度〜平成4年度
国立環境研究所特別研究報告 SR-14-'94
本特別研究報告書では,ディーゼル排気微粒子(DEP)が,実験動物を用いた研究で,ぜん息,アレルギー性鼻炎および肺がん等を引き起こし得るのかどうかを調べ,それらのすべてがDEPによって発現することを示した。さらに,ヒトが暴露されているSPM量の推定を試み,その推定された量と動物実験の結果とから,ヒトの健康に及ぼすリスク評価を行うに役立つ研究への第一歩を築いた。今後は,吸入実験による成果を蓄積し,さらに現実的なリスク評価を進める予定である。
関連研究者
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