「第29回地方環境研究所と国立環境研究所との協力に関する検討会」 報告 企画部研究推進室
【研究所行事紹介】
地方公共団体環境研究機関等(以下,地環研等)と国立環境研究所(国環研)との協力関係をより一層深め,発展させることを目的として,「地方環境研究所と国立環境研究所との協力に関する検討会」(検討会)が平成22年2月18日に国環研において開催されました。第29回を迎えた今回は,地環研等側から全国環境研協議会(全環研)の吉村健清会長(福岡県保健環境研究所所長)をはじめ,副会長,支部長及び常任理事計10名(オブザーバー1名)が出席され,環境省から総合環境政策局環境研究技術室の秦康之室長が出席されました。また,国環研側からは大垣理事長をはじめ幹部職員など12名の出席がありました。
検討会では,地環研等と国環研との連携状況について国環研企画部から説明がなされた後に,全環研から今年度の要望事項が紹介されました。続いて,それぞれについて国環研から回答を行い,合わせて昨年度の検討会における全環研からの要望事項についてその後1年間の進捗のフォローアップ報告がなされました。
その後,秦室長から「平成21年度地域における環境研究調査の在り方検討会」について説明があり,地環研等側からの地環研の現状と組織改編等について報告がありました。国環研からは平成22年度より開始される全国環境研究所協議会推薦のC型共同研究提案について発表と討論がありました。
研究所運営の厳しい環境の中で,相互理解を深めることができたことは,今後の環境研究を共同して発展させることにつながると考えられます。
目次
- 元禄の津波と平成の津波,そして環境の研究【巻頭言】
- 化学物質の生態リスクを耐性の進化から探る【シリーズ重点研究プログラム: 「環境リスク研究プログラム」 から】
- 化学物質の毒性試験と生態リスク評価【環境問題基礎知識】
- 徒然なるままに空想を巡らす雲をつかむような話【調査研究日誌】
- 環境情報メディア 「環境展望台」【業務等の紹介】
- 「第25回全国環境研究所交流シンポジウム」報告【研究所行事紹介】
- 平成21年度の地方公共団体環境研究機関等と国立環境研究所との共同研究課題について 企画部研究推進室
- 『4つの目で見守る生物多様性 −長い目,宙(そら)の目,ミクロの目,心の目−』独立行政法人国立環境研究所公開シンポジウム2010
- 新刊紹介
- 表彰
- 人事異動
- 編集後記
- 国立環境研究所ニュース29巻1号